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ワタナベマキ 今日のごちそうさま

No.
115
お弁当箱の蓋を開ける時のワクワク感

2020.03.16

気づいたらこんなに増えていたお弁当箱コレクション!撮影用に買った物から取材に出かけた時に工芸品を見つけて求めた物など、それぞれに思い出があります。この中でいちばんよく使うのは、黒いわっぱとステンレスの物でしょうか。息子が学校に持っていくお弁当箱は、少々荒く扱っても中身がこぼれないので、やはり密閉できるステンレスが便利です。実は、息子が中学生になった頃にわっぱ弁当箱を持たせたら「わっぱは昔っぽいからやめて」と言われて…。私がつくるおかずも茶色で昭和らしいので(笑)、お弁当箱くらいは息子の希望通りにしています。中学生は結構荷物が重くて、お弁当箱に重量があってはちょっとかわいそう。なるべく軽くて丈夫な素材のステンレスを選ぶようにしています。
わっぱ弁当箱は、主人がお弁当を持っていく時や私自身が一人でお昼を食べる時に使っています。朝のうちに息子や主人のお弁当と一緒に自分のものも詰めておき、ランチタイムになったら一人お弁当。自分でつくったものなのに、お弁当箱に入っているというだけで、ちょっと嬉しい気持ちになるから不思議です。
お弁当箱の蓋を開ける瞬間は、ちょっとワクワクしますよね。それは今も昔も変わりない風景。だからこそ、少しでも喜んでもらえるお弁当をつくりたいなと思うのです。たとえ息子に悪態をつかれても(笑)、残さず食べてくれればそれで十分。彼が大人になった時、きっと母のお弁当を思い出してくれると信じて、明日もお弁当をつくります。

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  • 料理家

NHK「きょうの料理」などのテレビ番組や女性誌での連載ページをもつ大人気の料理家。中学生の息子と夫の3人暮らし。仕事だけでなく、家庭でも家族のためにもおいしいごはんをつくり、ていねいな暮らしを実践。冊子「交流」では初めてのエッセイの執筆に挑戦し、さまざまな側面をみせている。

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