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クリス・グレンの産業Impression!

No.
121
日本初の集約電波塔

2021.09.27

名古屋の戦後復興・都市計画が進む中、名古屋テレビ塔の建設が始まったのは1953年(昭和28年)。「観光」と「テレビ放送用電波発信」のために建てられた、日本初の集約電波塔です。設計は、1923年(大正12年)の関東大震災のとき、手掛けた建築物がほとんど被害を受けなかったということで注目された建築家・内藤多仲(ないとう たちゅう)氏。
当時の日本は、まだ鉄塔を建設する技術が乏しく、造船の技術を応用してつくられたそうですよ。しかも、クレーンなどの重機もなく、人海戦術で組み上げていったとか。携わった職人さんの技術も素晴らしかったのでしょう。
そして、1954年(昭和29年)6月20日に開業します。名古屋テレビ塔株式会社代表の大澤和宏さんは、当時のことを憶えているそうで、「僕は中学3年生でした。周囲にほとんどなにもない平野に180mの巨大な塔が建つ様子は、子どもながらにびっくりしましたよ。登りたいと思ったのですが並ぶ人があまりに多くて、諦めて周辺をくるくるまわって帰りました(笑)」。
現在も「中部電力 MIRAI TOWER」として街を見守るテレビ塔。内部では、船舶建造技術を応用したリベット打ちされた鉄板や開業当時使われていた扉などの遺構を見ることができますよ!さらに、壁紙の模様は内藤多仲が描いた図面が用いられており、こちらも見応えがありますよ!

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  • ラジオDJ / タレント / インバウンド観光アドバイザー

オーストラリア出身。名古屋市在住。ラジオDJとしてZIP-FM『RADIOORBIT』(日曜10:00〜13:00)を担当、テレビ出演も多数。地域の魅力の掘り起こしや情報を発信するインバウンド観光アドバイザーとしても活躍中。

http://www.chris-glenn.com/

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