
株式会社トイファクトリー. 代表取締役 藤井昭文さん
「交流」121号の巻頭インタビューコーナーにご登場いただいたのは、岐阜県可児市(かにし)に本社を構えるキャンピングカーメーカー・株式会社トイファクトリーの代表・藤井昭文さん。全国の愛好家たちが「いつかはトイファクトリーのキャンピングカーに乗りたい」と絶賛し、羨望の眼差しを向けています。

少年時代、父親が自作したキャンピングカーで家族旅行を楽しんでいたという藤井さん。中学生の頃には父親のキャンピングカーづくりを手伝うようになり、現在に通じるモノづくりへのこだわりを培っていきます。

1995年(平成7年)、24歳で創業。それまで日本にはなかった車内レイアウト、デザイン、素材へのこだわりを詰め込んで、自身が思う理想のキャンピングカーをつくった藤井さん。当初は日の目を見ない日々が続きますが、最後のチャンスと出展した東京のイベントで、ドイツ人評論家の目に留まり、有名アウトドア雑誌で紹介されたのです(2枚目の写真:第一号のキャンピングカー『LINDBERG』)。それをきっかけに注文が入るようになり、着実に顧客を獲得していきました。

トイファクトリーのキャンピングカーは、藤井さんやスタッフ自身が感じたことを反映しています。実際に生活して、危険な部分や不便に感じる箇所を修正して仕上げていくのです。外気の影響を極力受けないように断熱にこだわり、車内の調度品も上質なものをオリジナルで製造。とにかく居心地の良さを追求する中で、災害時のシェルターや医療用の車両など、幅広い用途で社会に役立つ存在になっています。
さらに詳しいインタビューは冊子「交流」121号をぜひご覧ください!


