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123絵本に親しむ仕掛けが満載の店




まるで絵本から飛び出したみたいに可愛い外観が印象的な「こども古本店」。その名の通り、子どもを対象にした多種多様な古本が並びます。一階のコンセプトは“えほんのまち”。家をモチーフにした本棚が設けられ、対象年齢別の他に、図鑑や季節もの、キャラクターものなど、さまざまなジャンル別に本が収められています。中には、お父さんやお母さんの世代が子どもの頃に読んだ懐かしい絵本も。「ここは誰もが子どもになれる場所」と話す代表の中島ひであきさんの言葉にもうなずけます。
ショーケースに飾られるのは、ヨーロッパやアメリカ製の仕掛け絵本。これらも全て、中島さんらスタッフが精魂込めて修理したものばかり。驚くほど精緻なデザインと楽しい仕掛けが子どもの好奇心をくすぐります。
“童話の小部屋”と名付けられたコーナーには、小学生向けの絵本がずらり。小さなデスクに置かれた「つなぐノート」には、絵本の感想や思いがしたためられ、本好きな子どもたちの交換日記になっています。二階のホールでは、読み聞かせなどのイベントを随時開催。子どもはワクワク、大人は温かく優しい気持ちになれる、そんなお店です。