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110
創業200年以上、まさに歴史の生き証人

「石部屋」は、安倍川餅とからみ餅の風味とともに、東海道の茶店の風情が残る店の佇まいも味がある。壁には、これまで店を訪れた著名人による短冊や絵、昔は自分たちで手摺りしていたというユニークな版画の掛け紙、明治時代の店の写真などが飾られていて、小上がりの席でお餅を食べながら、独特の雰囲気までも噛み締める。有吉佐和子さんの小説『香華』が置いてあったので尋ねてみると、小説に実名で登場するのだそう。日持ちは当日だが、安倍川餅はお土産用に持ち帰りもできる。

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  • 甲斐みのり
  • 文筆家

文筆家。静岡県富士宮市生まれ。旅や散歩、お菓子に手土産、クラシックホテル、暮らしなどを主な題材に執筆。著書は『ポケットに静岡百景』(ミルブックス)『地元パン手帖』(グラフィック社)など多数。近著は『アイスの旅』(グラフィック社)。