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甲斐みのり 中部伝統通信

No.
115
焼きもの職人ゆかりのお菓子

2020.04.20

200年続く老舗和菓子屋で、焼き物の町・常滑市ならではのお菓子に出会った。棒状で素朴な味の餅「ほとくれ」は、火入れをして焼きあがるまで、窯につきっきりの焼き物職人が「ふところ」に入れて空腹を満たしたことから、その名がついたと言われる。数日かけて製粉した米粉を、ひとかたまりにまとめて一晩寝かせ、蒸したものを人の手で返し、生地の状態を確認しながら丁寧に仕上げる。味は、プレーンと黒糖の2種類。一度に多くつくれず製造日も限られるので、事前に予約や確認を。「御衣餅(あんころもち)」やこしあんをきな粉餅で包んだ「二軒茶屋」なども、餅とあんこの美味しさを堪能できる。

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静岡県富士宮市生まれの文筆家。旅、散歩、暮らし、雑貨、手みやげ、お菓子やパン、建築などをテーマに書籍や雑誌に執筆。著書は『ポケットに静岡百景』(ミルブックス)など多数。また、地域ごとに愛されているパンを紹介する『地元パン手帖』(グラフィック社)を元にしたガチャガチャが販売中。