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甲斐みのり 中部伝統通信

No.
117
浜松のアート発信地

2020.10.12

1928年(昭和3年)に浜松警察署庁舎として建てられた地上3階建ての歴史的建造物。一度は取り壊しの案が出たものの、建築家や市民の有志が存続に向けて活動を行い、2013年から市民の文化芸術活動の拠点「浜松市鴨江アートセンター」として活用されている。大小合わせて7部屋を貸しスペースとして運営し、年間を通してさまざまな展示、イベント、ワークショップが行われる。また、アーティスト・イン・レジデンスの場として、全国から訪れるアーティストやクリエイターの制作の場にも。利用者の邪魔にならないよう心がけながら建物だけの見学も可能。左官屋の技が光る天井のレリーフ、人造石研ぎ出し技巧を用いた階段の手すり、警察署で留置所として使われていた部屋やアーチを描く出入口、大きな窓や柱など、細部まで見どころたっぷり。創造都市として文化や芸術を大切にする浜松らしさに溢れた施設だ。

※アーティスト・イン・レジデンス/アーティストを一定期間招聘し、その土地で作品の創作やリサーチを行ってもらうための支援制度。

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文筆家。静岡県富士宮市生まれ。旅や散歩、手みやげ、クラシック建築、暮らしと雑貨などを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。著書に『ポケットに静岡百景』など。最新刊は『たべるたのしみ』(ミルブックス)。ドラマ『名建築で昼食を』(テレビ大阪・BSテレ東)の原案・監修を手がける。