つながっている、ひろがってゆく。交流

交流トップページへ戻るボタン

記事検索アイコン
記事検索
CLOSE
このページをシェアする
  • ライン
甲斐みのり 中部伝統通信

No.
117
名建築で名監督を知る

2020.10.26

「浜松市鴨江アートセンター」と向かい合わせにある「木下惠介記念館」は、1930年(昭和5年)、旧浜松銀行協会集会所として、建築家・中村與資平(なかむらよしへい)氏の設計で建てられた。白い壁、緑色の瓦、アーチを描く車寄せや窓、玄関前のシュロやソテツの木が印象的なスペイン風鉄筋コンクリート2階建ての垢抜けた建物。現在は、『二十四の瞳』などで知られる昭和を代表する浜松出身の映画監督・木下惠介氏の功績・資料とともに、中村與資平氏の業績を展示している。もともとは社交場としてビリヤード場や囲碁室があった館内では、ところどころにある家具やタイルにも注目を。昔は家具をつくっていたヤマハ製の貴重な椅子などを見ることができる。月に一度、2階のホールで木下惠介作品映画の上映会も行われる。

このページをシェアする
  • ライン
関連タグ
  • 甲斐みのり
  • 文筆家

文筆家。静岡県富士宮市生まれ。旅や散歩、手みやげ、クラシック建築、暮らしと雑貨などを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。著書に『ポケットに静岡百景』など。最新刊は『たべるたのしみ』(ミルブックス)。ドラマ『名建築で昼食を』(テレビ大阪・BSテレ東)の原案・監修を手がける。