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甲斐みのり 中部伝統通信

No.
118
見どころたっぷり、ノリタケの森

2021.01.05

明治時代に入り、貿易商社「森村組」を創業した森村市左衛門は、パリの万国博覧会で魅せられた華麗な磁器を日本でもつくろうと奮闘し、「日本陶器合名会社(現ノリタケカンパニーリミテド)」を創立。名古屋駅からほど近い「則武(のりたけ)」地区に工場をつくり、地名をブランド名に。その後、日本生まれの洋食器は世界中で人気を博し、洋風化に向かった戦後の日本でもノリタケブランドは一般家庭の憧れの食器として浸透した。そんな日本の近代陶磁器業発祥の地で、明治時代の赤レンガと6本の煙突が残る本社工場跡に誕生したのが名古屋駅から徒歩圏内とは思えないほど緑豊かな「ノリタケの森」。初期製品「オールドノリタケ」が並ぶミュージアムや陶磁器の製造や絵付けが見学できる工場、直営店やレストランもある。

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文筆家。静岡県富士宮市生まれ。旅や散歩、手みやげ、クラシック建築、暮らしと雑貨などを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。著書に『ポケットに静岡百景』など。最新刊は、これまでに綴った食にまつわる随筆を厳選し構成した『たべるたのしみ』(ミルブックス)がある。