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甲斐みのり 中部伝統通信

No.
119
景観も暮らしも守られる「妻籠宿」

2021.04.05

江戸時代の五街道の一つで、江戸から京に続く中山道の42番目の宿場として整備された。交通の発達により明治以降は宿場町の機能を失ったものの、1968年(昭和43年)に始まった全国初の町並み保存事業により、江戸時代の面影が残る古い町並みがよみがえった。風情ある道筋に、出梁造だしばりつくり、堅繁格子たてしげこうし、軒に卯建うだつのあがる、家や旅館や店舗が建ち並ぶ。地元の人々は「売らない・貸さない・こわさない」という3原則をつくり、暮らしを営みながら美しい風景を守り続けている。

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文筆家。静岡県富士宮市生まれ。旅や散歩、手みやげ、クラシック建築、暮らしと雑貨などを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。著書に『ポケットに静岡百景』など。最新刊は、これまでに綴った食にまつわる随筆を厳選し構成した『たべるたのしみ』(ミルブックス)がある。