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甲斐みのり 中部伝統通信

No.
119
あのまち、プレイバック/静岡・大井川鐵道(No.113より)

2021.05.24

大井川に沿って走り、蒸気機関車(SL)や昭和の時代に活躍した各地の電車が走ることから、動く鉄道博物館と呼ばれる大井川鐵道。沿線にある20駅中、16駅が無人駅であることでも知られている。そんな大井川鐵道に乗車したのは、静岡県榛原郡川根本町にある「井川メンパ」の工房を取材するため。
その道中で気になったのが、駅周囲に民家や商店などなく、秘境感たっぷりの神尾駅。ホームの西側斜面には「かみお たぬき村」と称して、信楽焼のタヌキの焼き物が40体ほどずらりと並んでいる。たぬき村の生みの親は、SL列車の車掌として観光案内を行ない「SLおじさん」と呼ばれた石原〆造さん。乗客からもらうチップをためて、たぬきの焼き物を買い集めたのが始まりなのだとか。
たぬきたちは定期的に配置換えされるので、たびたび訪れて確認したくなる。

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文筆家。静岡県富士宮市生まれ。旅や散歩、お菓子、手みやげ、クラシック建築、暮らしと雑貨など、女性が好み憧れる題材を書籍や雑誌に執筆。