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120鵜飼を学べるミュージアム
2021.07.12




1300年以上前から長良川で続く、岐阜を代表する文化遺産「鵜飼」。鵜飼とは鵜の首に縄をつけて鮎などの魚をとる漁法。今でも全国12箇所にその文化が残り、中でも宮内庁から式部職鵜匠*に任じられている鵜匠は、岐阜市の6人と関市の3人、合わせて9人のみという。
岐阜市の長良川鵜飼が行われるのは毎年5月11日から10月15日まで。その長良川鵜飼の歴史・文化を映像や展示で学ぶことができるのが「長良川うかいミュージアム」。世界初の絵巻物型スクリーンの映像や参加体験型・クイズ形式の展示で、鵜飼の魅力を分かりやすく紹介している。
長良川沿いに位置し、2階にある景観ラウンジは、眼前に長良川の流れと金華山(きんかざん)が一望できるビュースポット。また、庭では実際に鵜飼を行なう海鵜が飼育されており、間近に対面できる。
*宮内庁の儀式・交際・雅楽に関する職務を行う「式部職(しきぶしょく)」のうち、「鵜匠に任命する」という辞令を受けている者。「宮内庁式部職鵜匠」に任命されているのは全国で、長良川鵜飼6名と小瀬(おぜ)鵜飼3名の合計9名のみ。