つながっている、ひろがってゆく。交流
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甲斐みのり 中部伝統通信

No.
121
静岡県掛川市「掛川手織葛布」

2021.09.15

静岡県掛川市で鎌倉時代から伝わる、優雅で渋みのある光沢をたたえた織物「掛川葛布」。葛布は「くずふ」や「かっぷ」と呼ばれ、古くは蹴鞠の衣装として、江戸時代には裃地(かみしもじ)・乗馬袴地(はかまじ)・合羽地(かっぱじ)などに、明治時代になるとアメリカへの輸出用に壁紙として、現代は襖の地や座布団、生活小物の生地としても使われ親しまれてきた。
本誌「交流」121号では、江戸時代から代々続く掛川葛布の織元「小崎葛布工芸株式会社」を訪問。繁殖力が旺盛で、ときに厄介者扱いされることもある葛が、どのように私たちの暮らしに根付いているかという話に始まり、野山に自生する葛の蔓を採取して、手間暇かけて繊維を取り出し、糸を紡いで葛布に織り上げる工程までを伺った。
そうして最後は、この道60年の職人さんの指導のもと、糸をつくり生地を織り上げる作業を体験。毎日の食卓を彩るテーブルセンターが完成した。アメリカへカーテンを多く輸出してきた小崎葛布工芸では、室内装飾に利用できる大きなものから、暮らしを豊かにしてくれる小物まで、さまざまな葛布製品が取り揃う。
詳しくは、「交流」121号をご覧ください。

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文筆家。旅や散歩、手みやげ、クラシック建築、暮らしと雑貨など を主な題材に執筆。著書多数。生まれ故郷である静岡県富士宮市を紹介する観光案内冊子『みやめぐり』の監修を手がけるなど多方面で活躍中。

http://www.loule.net/

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