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甲斐みのり 中部伝統通信

No.
121
葛布づくりに挑戦!

2021.09.27

毎年6~8月に野山で採取した葛の蔓を繊維にするには、釜で煮て、室で発酵させ、水で洗い、天日で干し……と、大変な手間暇がかかる。
そうして取り出した繊維を糸に仕上げる「葛つぐり」と昔ながらの器具を使った機織り、生地の端を房に結ぶ作業を体験。指導していただいたのは、長年「小崎葛布工芸株式会社」に職人として携わる、山下しかさんと野中啓子さん。
糸を紡いだり房を結ぶのに手先の器用さが重要なのはもちろんだけれど、何より大切だと感じたのが自分のリズムをつかむこと。手、足、体全体をリズミカルに動かしながら、パタパタと生地を織る作業は、頭で考えるのと同じくらいセンスを要する。
その後、自宅で葛布のテーブルセンターやコースターを使うたび、葛を愛し、伝統を守る、職人さんたちの姿が思い浮かぶ。

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文筆家。旅や散歩、手みやげ、クラシック建築、暮らしと雑貨など を主な題材に執筆。著書多数。生まれ故郷である静岡県富士宮市を紹介する観光案内冊子『みやめぐり』の監修を手がけるなど多方面で活躍中。

http://www.loule.net/

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