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123桶作りの一部を体験
2022.03.14




東海道の旧宿場町・関宿で140年続く「桶重」。作り置きをせず昔ながらの注文制を守っていることから、工房を訪れ、桶重オリジナルの花手桶を注文した。その際、四代目・服部 健さんに、花手桶を作る作業の一部を体験させていただけることに。服部さんが使用しているのは、明治時代から受け継がれているものもある、大切に手入れされた道具類。それらを使って側板の一部をカンナにかけた。最初はおそるおそるカンナを引いていたけれど、次第に勢いよく手を動かせるように。シュッシュッと小気味よく木が削れる音は、服部さんが木桶の美しい姿と同じように、気持ちを清々しく満たしてくれる。