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甲斐みのり 中部伝統通信

No.
123
関宿を代表する旧旅籠

2022.05.02

「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、まだも泊まるなら会津屋か」と謳われたほど東海道の関宿で人気を博した旅籠「玉屋」。修復し、江戸時代に使用されていた帳場、旅の持ち物、寝具や食器などの道具類や浮世絵・掛け軸などの美術品などを展示。昔は旅人がどんなふうに寝食していたか身近に感じることができる。
また、関宿の町屋では正面二階に、漆喰で塗籠めた竪格子の窓「虫籠むしこ窓」を見ることができるが、「玉屋」では屋号にちなみ、仏教における仏の象徴「宝珠の玉」の意匠が設けられている。旅籠建築という視点でも貴重な建物で、亀山市の文化財に指定されている。土蔵では「東海道五十三次」で知られる歌川広重の浮世絵を見ることができる。

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文筆家。旅や散歩、手みやげ、クラシック建築、暮らしと雑貨など を主な題材に執筆。著書多数。生まれ故郷である静岡県富士宮市を紹介する観光案内冊子『みやめぐり』の監修を手がけるなど多方面で活躍中。

http://www.loule.net/