暮らし花やぐ

「花」がもたらす、心和む・心優しくなる時間を提案

おめでとうの花
〜ピンポンマム〜

November 05. 2024(Tue.)

花は日々の暮らしに彩りを与えてくれるだけでなく、時には相手に気持ちを伝え表現してくれる効果もあります。
大切な家族、楽しい仲間、お世話になっている方、大好きな人…。贈る相手のことを思い浮かべながら、花屋さんに相談して花を選び、花束を創りあげていく喜びを楽しんでいきましょう。

菊の仲間で、まん丸の形がとてもキュートなピンポンマム。
原産国はオランダですが、日本の菊とも少し似ています。ピンポン玉に似ているからこの名前がつけられたとも言われていますが、ポンポン菊やピンポン菊などの別名もあるそうです。

日本では15年ほど前から栽培されるようになり、その独特の形や色の種類が豊富なことから、花束のアレンジに多用されるように。
縁起が良い丸型で、存在感があり華やかなことから、とくにウエディングなどのお祝いのシーンによく使われています。

やさしい色合いが多く
バリエーション豊か

日本の菊は蕾の状態から鑑賞を楽しみますが、このピンポンマムは満開の丸い状態を愛でることがいちばんの特徴です。
またピンポンマムには形や色に種類があり、今回ご紹介しているのは、半球状になった「デコラ咲き」。他に、完全な球体になる品種もあります。
色は、真っ白なタイプから、グリーン系、オレンジ系、ピンク系のやさしい色合いが多く、アレンジしやすいです。

「装花」にも「花束」にも
なるようにオーダー

今回は、親しい友人に「おめでとう」を伝えるため、ホームパーティーに招くというシチュエーションで、花束をオーダー。

リビングテーブルの「装花」として飾り、友人が帰る時には、その装花をそのまま「花束」としてプレゼントできるように、ラッピングを工夫して欲しい、と花屋さんに相談しました。
飾る予定の花器の大きさや色を伝えて、花束を花器に入るサイズに仕上げてもらいます。ラッピングは外しやすく、後で包み直しやすい素材のものを選んでもらいましょう。
友人には、テーブルの上のきれいな花束で祝意を伝え、帰る時には花束をラッピングしてプレゼントしたら、きっと満面の笑顔になることでしょう!

今回使用した花材

今回の花束で使った花材は、左から、ベルベロ、ピンポンマム(ジャーニーピンク)、セルリア、カラー(キャプテンプロミス)、ピンポンマム(オペラ)、カラー(オデッサ)。
ピンポンマムの花びらは、直接触ると外側からはずれてしまう可能性が高いので、いける時は花弁をさわらないように注意しましょう。
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