
中部地域の注目パーソンにインタビュー!
SNSをきっかけに
和太鼓の魅力を世界に発信
和太鼓奏者・松阪市ブランド大使
hitomiさん
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October 22. 2026(Thu.)
生まれ育った三重県松阪市を拠点に活動するhitomiさんは、国内外に多くのファンを持つ新進気鋭の和太鼓奏者だ。hitomiさんが注目を集めるきっかけとなったのが、SNS。巧みな演奏技術を披露するなど、和太鼓文化の魅力を世界に発信している。
30歳を前に、一念発起し和太鼓奏者の道に進んだというhitomiさんに、これまでの歩みや、和太鼓の魅力を発信する担い手としての思いについて伺った。
第2回は、hitomiさんの活躍が世界に知られるきっかけとなったSNSの活動や、20年以上和太鼓に向き合ってきた今だから言葉にできる、和太鼓の魅力について語っていただいた。
ー前回までの記事はこちら
母の教えを糧にのめりこんでいった和太鼓 和太鼓奏者・松阪市ブランド大使 hitomiさん(1/3)


弟の助言をきっかけに
和太鼓インフルエンサーに
―プロになると決意してからは、具体的にどんなことに取り組みましたか?
まずは、個人でできることを模索しました。現在の「響座いなせ組」は青少年育成を目的とした任意団体。プロの太鼓チームではなく、メンバーのほとんどが学生です。私は「響座いなせ組」に籍を置きつつ、個人で活動することで、「響座いなせ組」の認知度アップに貢献して、演奏依頼などにつなげられたら、と考えました。2021年から太鼓教室の講師として「HIBIKIZA taiko studio」の運営を担うほか、個人のライブ活動などにも取り組み始めました。
―SNSでの発信を始めたきっかけを教えてください。
SNSでの発信はもともと、太鼓教室を広く知ってもらうことが目的でした。コロナ禍の影響から、教室運営も厳しく、まずは、私が触れたことのあるInstagramとFacebookで発信を始めてみようと。幸い、高校ではデザインを学んでいたので、投稿画像の作成は得意でした。ただ、当初はフォロワー数がまったく伸びなくて……。どうしたらいいのか悩んでいたときに、弟の康太郎から勧められたのがTikTokでした。アドバイスをきっかけに自分なりに動画制作を勉強したり、詳しい人に相談したりして、TikTokにショート動画をアップし始めました。


―ショート動画の反響はいかがでしたか?
半年も経たずして、とある動画の再生数が一気に伸びて、それを皮切りにフォロワー数も急増、ライブ配信を収益化できるまでになりました。SNSでの反響を受けてイベント参加依頼や、メディアで取り上げられる機会にも恵まれ、教室の生徒数も増えました。今も私が太鼓奏者でいられるのは、SNSが柱となってくれたからだと思います。それくらい大きな力になりましたね。
―SNS発信はどのように進めているのですか?
TikTokに投稿するショート動画は主に私が、2023年に開設したYoutubeチャンネルに投稿する動画は康太郎が担当しています。TikTokのショート動画は私の演奏がメインなので、Youtubeチャンネルではクイズなどの企画モノやレクチャー動画、Vlogなど、私の人柄が伝わるような内容をいつも考えてくれています。


国内外から注目を集める。


二人三脚で和太鼓文化を発信。
培ったノウハウを生かし
地元の魅力発信の担い手に
―現在の主な活動について教えてください。
「響座いなせ組」の活動として、楽曲・舞台構成、作曲、メンバー指導、演奏などを担当しています。私個人だと、最近ではイタリアのサッカーチーム「ユヴェントスFC」とコラボレーション動画を制作しました。他にもSNSの使い方や私の人生についての講演をさせてもらったり、小学校で児童向けのキャリア教育の講話をさせてもらったりしています。気づけば、活動のフィールドもぐんと広くなりましたね。
―2023年からは「松阪市ブランド大使」も務めているそうですね。
「松阪市ブランド大使」は、自身の活動を通して松阪市の魅力発信を担う存在で、私は和太鼓奏者として、イベントで演奏を披露するほか、松阪の観光PR映像に出演したり、ポスターや冊子などの広報物でモデルを務めたりしてきました。
―「松阪市ブランド大使」の活動を通して、地元の印象、見え方に変化はありましたか?
子どもの頃はよく家族で市内の公園にピクニックに行ったり、プラネタリウムを見に行ったりと、生まれ育った松阪にはたくさんの思い出があります。昔も今も、松阪は私にとって大切なまちですね。大使として県外に出向く機会が増えたことで、改めて自分は松阪が本当に大好きなのだと実感することができました。自然が豊かで、食べ物が美味しくて、古くから続くお祭りがあって、商人のまちとしての歴史もある。一言では言い表せない、いろんな魅力が詰まった松阪の雰囲気が大好きですね。
―活躍の場がどんどん広がっていくことに対して、周りの反応はどうでしたか?
大学生時代、友人たちからよく「人とは違う人生を送りそう」って言われていたんです。私としては「いやいや何を言っているの?」って感じだったのですが、今の私を見た友人たちからは「やっぱりhitomiだね~」と言われます(笑)。
母も喜んでくれていますが、「もっとできるでしょ?」とも思われてそうです。よく「行動が遅い!」とも言われますし、今も頭が上がらないです。厳しくもありますが、身近に見守ってくれる人の存在は本当に大きいですね。






松阪の魅力を再認識できたと振り返る。
プロフィール
- 和太鼓奏者・講師・松阪市ブランド大使
- hitomi(ひとみ)
- 三重県松阪市出身・在住。和太鼓グループ「響座いなせ組」に1期生として加入。進学・就職を経て、2021年から和太鼓奏者として活動。太鼓教室講師も務め、老若男女に太鼓演奏の楽しさを伝える。TikTokに投稿した演奏動画が注目を集め、「TikTok LIVE ALL STARS 2022」音楽部門2位に選出。2023年には「松阪市ブランド大使」に就任、松阪市のPR活動にも精力的に取り組む。
- https://www.tiktok.com/@hitomi_ins_
- https://www.instagram.com/hitomi_ins_/
- https://www.youtube.com/@hitomi530


- HIBIKIZA taiko studio





