中部和菓子図鑑

高島屋の和菓子バイヤーが中部地域注目の和菓子をご紹介

和も洋も、幅広い商品が並ぶ
大人気和菓子店
御菓子司 龍月堂・静岡県島田市

March 26. 2025(Wed.)

兄弟で支える
和菓子と洋菓子の2本柱

江戸時代、東海道の中でも川幅が広く流れも一定ではなかった大井川は、大雨や洪水の際には“川留(かわどめ)”となり渡河が禁止されました。そうして多くの旅人が島田宿の旅籠(はたご)に宿泊したそうです。
さらに、お茶農園が多くある茶どころとして、普段からお茶を愛でる風土が根付いており、自然に和菓子の需要が高くなっていきました。

明治30年代に創業した龍月堂は、人の往来が頻繁な島田市で、地元の人々や旅人から愛される和菓子店として人気を博してきました。現在は3代目と4代目でお店を切り盛りしていて、和菓子だけでなく洋菓子も広く手掛けているため「お菓子なら何でも揃うお店」として地域に根付いています。

和菓子は4代目・増田考弘(たかひろ)さんが、洋菓子は考弘さんの弟が修行から戻って担当しています。兄弟を中心に、腕の良い職人や販売員全員で店を盛り立てているのです。
商品は地域性を意識し、“島田”の名前が入ったお菓子が数多くあります。島田市を訪れる際には、ぜひ立ち寄りたい菓子店です。

和菓子全般を担当する、4代目の増田考弘さん。
島田の銘菓から、焼き菓子、
生菓子など、とにかく商品が幅広い。
歴史を感じさせる和菓子の道具があちこちに。
お茶どころらしく、茶壺の最中皮。
このままお湯をかければおしるこになる。
洋菓子の人気商品「東海道石畳」は、
島田市にある石畳の風景を生チョコレートで表現。

【店舗おすすめ】「純米大吟醸カステラ」

島田市の地酒として有名な「おんな泣かせ」。
その銘酒を卵白と小麦粉と砂糖でつくった真っ白なカステラ生地にたっぷりと染み渡らせ、間にこしあんを挟んだお菓子です。アルコールは飛んでいないので日本酒をしっかりと味わえます。

「地元で有名なお酒を使って、なにかお菓子をつくることはできないか」と3代目が考案したものだそう。
酒粕を使ったものや、アルコールを飛ばした日本酒を使った和菓子はありますが、日本酒がそのまま使われているものは珍しいことから、固定ファンが多くいるのだそうです。
ふわふわのカステラ生地に「おんな泣かせ」が隅々まで染み渡り、日本酒に目がない方にはぜひ召し上がっていただきたい逸品。お酒好きの方へのプレゼントにもぴったりです。

1個を4つにカットすると、
ちょうどひと口サイズに。
左が純米大吟醸カステラ。右は島田市の煎茶を
たっぷり使った「高級煎茶かすてら」。
カステラ生地に日本酒がしっとりと染みている。

店舗情報

御菓子司 龍月堂
店の手前に和菓子が、奥に洋菓子がずらりと並んでおり、生菓子から日持ちのする焼き菓子まで、商品のラインアップの豊富さは圧巻。お菓子好きにはとても楽しい場所。

Instagram
https://www.instagram.com/ryugetsudo_wagashi_shimada/

MAP

〒427-0022静岡県島田市本通6-7847
電話番号:0547-37-3297
上部へ戻る