子どもたち発の特産品で
地域も農家もハッピーに
グローカルデザインスクール株式会社
(静岡県菊川市/牧之原市)
(4/4)
February 22. 2023(Wed.)
中部地域で未来へ繋がる新しい取り組みを行っている企業や団体をラジオDJのクリス・グレンさんが訪ねるこのコーナー。今回クリスさんが足を運んだのは、全国で農業ビジネスを通した人材育成「アグリアーツ®」を行っている「グローカルデザインスクール株式会社」の静岡県菊川市にある拠点。最終回となる今回は、代表の大竹さんが見据える将来について伺いました。
ー前回までの記事はこちら
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農業✕教育で地域発次世代イノベーターを育てる!グローカルデザインスクール株式会社(静岡県菊川市/牧之原市)(1/4)
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地場の作物を使った小学生による地域おこし グローカルデザインスクール株式会社(静岡県菊川市/牧之原市)(2/4)
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社会との接点を持ちみるみる成長する子どもたち グローカルデザインスクール株式会社(静岡県菊川市/牧之原市)(3/4)
「ジュニアビレッジ」の
OB・OGたちは、
どんな進路を歩むのか
「ジュニアビレッジ」をスタートしたのが6年前。当時中学1年生で入部した生徒は、現在大学生になっています。彼らの中には、高校生の時にアシスタントとして「ジュニアビレッジ」に関わるメンバーもいたそうです。
「地域のため人のために働くことが楽しいことに気づいて、地域振興やまちづくりといった分野を勉強している子もいます。ここで学んだことを生かして夢を追いかけている様子を見ると、こちらも元気が出ます」(大竹さん)
「これから、彼らや彼らの後輩が社会に出てどんな活躍を見せてくれるのか、ワクワクしますね」(クリスさん)
就農が当たり前の時代が来る!?
一方で、農業自体への伸びしろについても大竹さんは期待を寄せます。
「やはり、農業はなくてはならないすごく大事な職業。そして、食料自給率が低い日本はこれから先、農業が見直されていくと思います。DXの導入や異業種の方の就農など、関わる人が増えればこれまでにない広がりができるのでは」(大竹さん)
課題がたくさんあるからこそ、解決のためのアイデアやビジネスチャンスも生まれる余地があるのでしょう。
日本中に子どもたちプロデュースの特産品を!
最後に、大竹さんに夢を聞いてみました。
「私たちが行っている農業をベースにしたリベラルアーツのカリキュラムが全国の小中学校に取り入れられることですね。現在、「ジュニアビレッジ」は全国でまだ6拠点しかありません。これが、例えば全国47都道府県にあれば、日本中で子どもたちがプロデュースした特産品が生まれることになる。それって素晴らしいでしょう? 農家さんも地域もハッピーになりますよ」(大竹さん)
「素晴らしい! 先行きが見えない時代に“生き抜く力”が必要です。大竹さんたちが目指す教育システムが日本の未来を明るく照らしてくれると信じています!」(クリスさん)
- グローカルデザインスクール株式会社
- 2018年設立。農業を通じて不確かな未来を生き抜く「アグリアーツ®」の考えを基に地域の次世代イノベーターの育成「ジュニアビレッジ」、企業向け研修「コーポレートビレッジ」、また各ビレッジ事業のスタートアップ支援を行っている。
静岡県牧之原市布引原1076-2(本社)
0548-25-5150(本社)