クリス・グレンの教えて!グッドジェネレーション

ラジオDJのクリス・グレンさんが、中部地域で新しいビジネスに挑戦している人を訪ねます!

刈谷の農園で
「宙(そら)ベジ」育成中!
株式会社TOWING
(愛知県刈谷市/名古屋市)
(3/4)

June 05. 2023(Mon.)

未来へ繋がる新しい取り組みをおこなっている企業や団体をラジオDJのクリス・グレンさんが訪ねるコーナー。今回クリスさんが訪ねたのは、宇宙と地球での持続可能な農業を目指すスタートアップ企業「株式会社TOWING(トーイング)」の研究農園(愛知県刈谷市)。3回目となる今回は、西田宏平CEOの弟で、CTO(最高技術責任者)を務める西田亮也さんにもお話を伺いながらハウスの中を見学させていただきました。

ー前回までの記事はこちら
1/4
宇宙でおいしい野菜を育てたい!株式会社TOWING(愛知県刈谷市/名古屋市)(1/4)
2/4
土壌問題を解決する「宙炭(そらたん)」とは?株式会社TOWING(愛知県刈谷市/名古屋市)(2/4)

TOWINGが研究農園として運用している
ビニルハウス。

技術面で支える弟
西田亮也CTO

TOWINGが運営する刈谷農園は3つのハウスからなり、そのうちの1つのハウスで土壌の生成を、残りの2つのハウスで「宙炭」を使った作物の生産を行っています。
今回は、このハウスの中を見学させていただき、CTO(最高技術責任者)の西田亮也さんからお話を伺いました。
「私は、弊社がおこなっている研究の全般を監督しています。どのような戦略をたてて、どのような試験をするか、といった計画づくりから、大学での研究、農園での作業まで幅広く担当しています」(西田亮也さん)
現在、名古屋大学大学院で人工土壌の研究をおこないながら、TOWINGの事業に参画している亮也さん。もともとは工学部で構造設計を学び、航空用の材料づくりなどを専門としていたそう。
「土壌づくりも、水持ちや水はけ、穴がどのように空いているかなど、やはり物理性が大きく作用する分野なので、根底は同じです」(西田亮也さん)

名古屋大学の研究所と刈谷の農園を行ったり
来たりしているという西田亮也さん。

自社農園で
試験導入

ハウスの中で栽培している野菜は、土嚢袋に一株ずつ分けられているか、プランターに小分けして育てられています。これは、それぞれ「宙炭」の割合を変えたり、原料が違うもので試したり、細かく条件を変えているから。
「この農園では、主にもみ殻の『宙炭』をメインで使用していますが、例えば鶏糞などほかのバイオマス資源も同じように炭に変えて利用できます。ただ、材料それぞれにクセがあるので、品質を均一にするためには、まだまだ研究が必要です」(西田亮也さん)
また、土壌側の条件もさまざま。どんな土壌でも効果を保証できるようになるには、まだ課題が山積しています。
「やっぱり、しっかりデータを取るには時間がかかるんですね。ほかにない研究ですから、なおさらですね」(クリスさん)

ハウスごとに温度や湿度を
変えて栽培実験をおこなう。
プランターでは土壌の条件を
分けて育成している。

日々の積み重ねが
より良い「宙炭」へつながる

ハウスで育てられている野菜は約15種類。それらの栽培の管理責任者として、日々、土や作物と向き合っているのが園田星(きらり)さんです。どんな野菜をどこでどのようなスケジュールで栽培しているかを、すべて把握しています。
「それぞれ違った条件で作物を育てるというのは、とても難しいですね。実験栽培ですが、朝に採れたてのトマトを味見してちゃんと甘く育っていることを確認できた時は嬉しいですね」(園田さん)
西田亮也CTOとコミュニケーションをとりながら、ここはこうしよう、ああしようと試行錯誤の日々。園田さんをはじめとするスタッフの日々の働きが、「宙炭」の品質向上へと繋がっています。

次回は、これからの目標について、西田兄弟お二人にお聞きします。

栽培管理を担当する園田さん(中央)。
「宙ベジ」トマトをその場で試食。
「宙炭」で育てた野菜は「宙ベジ」として
無人販売をおこなっている。
株式会社TOWING
2020年2月設立。「持続可能な超循環型農業を地球・宇宙双方で実現する」をミッションに高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」の製造・販売や「宙炭」を使った環境に優しく生産性の高い農業システムの普及、また宇宙での食糧生産の実現を目指している。

愛知県名古屋市南区前浜通7-1-2(オフィス)
050-5849-1414
https://towing.co.jp/
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