
年間300件以上のお店をめぐる編集者・かにぃさんが中部地域のカフェをご紹介
「リノベーション倉庫」のカフェで
彩り豊かで野菜たっぷりなプレートランチを
愛知県安城市 13倉庫 YETI FOOD WORKS
November 27. 2025(Thu.)
イタリアン出身シェフが手がける
野菜満載プレートと絶品プリン
愛知県で13番目に生まれた安城市にちなんで、その名がついた「13倉庫」。のどかな田園風景の中に佇む倉庫を市内のデザイン会社がリノベーション。安城を中心とする西三河のクリエイターたちが活動や発表をする「創作・発信・交流」の場として、2015年に誕生した。今は、不定期で作家の企画展が行われるギャラリーや器のアトリエをはじめ、月に1度開店するフラワーショップなどに利用されている。その一角でカフェを営むのが「YETI FOODWORKS」だ。
カフェのオープンは2016年。「13倉庫の関係者に知り合いがいて、出店しないかと声をかけてもらい、店を構えました」と話す店主は、イタリアンレストランで腕を磨いてきた料理歴15年の実力派。「カフェというと盛り付けに凝ったかわいい料理を想像すると思いますが、うちは世代を超えて誰でもお腹いっぱい満足できる料理を出すのがコンセプトです」。使う素材は、近隣の産直市場で仕入れる旬の野菜や果物だ。「日本のデンマーク」と呼ばれる、国内有数の農業先進都市であるこの地域なら、さぞかし新鮮な素材が手に入るに違いない。ボリューム満点で旬の味、と聞くだけでワクワクする。
さっそく、定番のデリプレートランチをオーダー。テーブルに届いたのは、彩り豊かな野菜がたっぷり盛られた一皿だ。炙ることで苦味を抑えたケールの下には、ハーブとニンニクでシンプルにマリネした肉厚なローストポーク。低温調理でしっとりした食感に仕上げ、噛むほどに肉の甘味が感じられる。サイドメニューには爽やかな酸味が食欲をそそるキャロットラペと、とろけるような甘さのローストオニオン。ここまでがスタンダードの料理で、さらに季節の食材を使った「あと 一品」が添えられる。この日はみずみずしいナスのフリッターで、マイルドなツナソースとの相性も抜群。
「ボリュームがあるプレートですが、野菜が多いので、年配の方でも全部食べられますよ」との言葉にも納得できる。低温発酵させることで小麦 の香りや旨味を存分に引き出した自家製ちぎりパンも、プレートランチにのった料理のおいしさをさらに引き立ててくれる。
ランチでお腹がいっぱいになっても甘いものは別腹。店の人気スイーツ、ブラジルプリンを注文。練乳をたっぷりと入れて絶妙な火加減で蒸し上げたプリンは、かための食感ながら舌触りはなめらか。ミルキーでコクがあり、しっかりとした甘さを感じられる。店主がオリジナルでブレンドする深煎りのほろ苦いコーヒーとともに味わえば、満足感この上ない。
西三河のクリエイターたちの発信地。


ギャラリーやアトリエなども
併設しており、クリエイティブな空間。




デリプレートランチ。満足度が高い一品。


ぜひ一度味わって欲しい一品。
店舗情報
- 13倉庫 YETI FOOD WORKS
- クリエイターとして西三河で活動をする人を対象にしたシェアアトリエの一角で営むカフェ。世代を超えて誰でもお腹いっぱい満足できる料理を出すのをコンセプトに掲げる。





