気ままにカフェめぐり

年間300件以上のお店をめぐる編集者・かにぃさんが中部地域のカフェをご紹介

お茶の深い味わいと魅力を
気軽に楽しめる日本茶カフェ
GOOD TIMING TEA(静岡市)

August 06. 2026(Thu.)

お茶メニューを楽しみつつ
人と文化が交錯する場所もめざす

日本有数のお茶処、静岡県。特に静岡市は「静岡茶発祥の地」としても知られ、市内には老舗の茶舗や、お茶を気軽に楽しめるカフェが点在している。「GOOD TIMING TEA」もそのひとつだ。

オーナーは実家の製茶問屋でアルバイトをしていた頃、コーヒーショップに足繁く通ううちに「まちなかのコーヒーショップのように、さまざまな人や文化が交差し、お茶をもっと気軽に楽しめる場所をつくりたい」と思い、2023年に日本茶カフェをオープンした。コンセプトは“敷居は低く、お茶に誇り高く”だ。
「日本茶の歴史や文化を難しく伝えるのではなく、ラテや季節のメニューなどで自然とお茶に親しめるような入口となりたい」とオーナーは話す。一方でお茶に対して愛情を持ち、自信を持って接するための知識とお茶の抽出方法を確立することも大切にしている。「この店に立ち寄った人がお茶を好きになるきっかけになる場所、そして静岡のお茶文化を次の世代や海外へもつないでいける場所にしていきたい」と話す。その言葉どおり、ふらりと訪れて抹茶ラテをテイクアウトする外国人や、店内でゆったりとお茶を楽しみながら自分の時間を満喫する人など、来店する人々は実に千差万別。このアットホームさこそが人気の秘訣だろう。

木目と漆喰であしらわれた店内は、カウンターを中心に、テーブル席や畳の小上がりがある和モダンな雰囲気。昔の茶屋を連想させる佇まいは心が和む。またここでは定期的にアートの展示も行われる。開催に合わせて、グッドタイミングで訪れることができたらラッキーだ。

今回は富士山抹茶ラテとほうじ茶プリンを注文。使う茶葉はオーナーの実家である「だるま屋 和田清商店 」のもので、それぞれの品種の個性を大切に製茶した茶葉を使用している。高品質な抹茶でつくるラテに、ゆるくたてた生クリームをのせた富士山抹茶ラテはまさに霊峰・富士をイメージさせる一杯。香りも味も濃厚な抹茶ラテとクリームが溶け合い、まろやかな味わいだ。
ミルクで煮出したほうじ茶を使い、やや固めに仕上げるほうじ茶プリンは、卵の風味を感じた後に深いほうじ茶の芳香が広がる大人のスイーツ。ほろ苦く甘いカラメルも味のアクセント。
夏に人気の和三蜜抹茶氷は抹茶を絡ませた氷に優しい甘さの蜜、バニラアイス、つぶあん、白玉、抹茶クリームやもなかをトッピングした和のかき氷。どこか懐かしいやや粗めに砕かれた氷はさっぱりとした味で、白玉やつぶあんと混ぜながら最後の一口まで心地よく味わえる。

おいしいお茶を友人にもおすそわけ、と店オリジナルの茶缶も購入。静岡県出身のアーティスト・SATOMI TANJIさんの作品がデザインされた缶は、インテリアとして飾りたくなる美しさ。上品な甘さの「玉露」、山椒の香りが豊かな「山椒緑茶」、レモンの芳香が漂う「緑茶レモングラス」の3種類はどれを贈っても喜ばれそうだ。

居心地の良い和モダンな空間。カウンター席も
充実しており、一人での来店も多いという。
オーナーの実家・だるま屋 和田清商店は
創業当初はだるまの製作会社 として開業。
店内ではだるまの販売も。
見た目も美しい富士山抹茶ラテ。
静岡らしい贅沢な一杯。
だるまの最中が上にのった和三蜜抹茶氷は
この夏食べたい一品。和のかき氷らしい
程よい甘さとお茶の奥深さを感じられる。
友人への手みやげにはデザイン性も
優れた茶缶がおすすめ。

店舗情報

GOOD TIMING TEA 鷹匠店
お茶どころ静岡で静岡茶の良さを存分に体感できるカフェ。老舗製茶問屋「だるま屋 和田清商店」で仕入れた茶葉を、一杯ずつ急須で丁寧に抽出する。静岡市に2店舗あり、今回取材した葵区の鷹匠店のほかに駿河区に南店がある。

Instagram
https://www.instagram.com/goodtimingtea_shizuoka/

MAP

〒420-0839静岡県静岡市葵区鷹匠2-17-3
電話番号:054-347-9360
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