月刊ワタナベマキ

毎月違った食材をテーマに人気料理家・ワタナベマキさん考案のレシピをご紹介

〜ワタナベさんちの韓食(ハンシク)〜
キムチのピリ辛でごはんにぴったり!
納得の組み合わせ・イワシの煮込み

August 15. 2025(Fri.)

イワシは栄養価が高いことは知っているけれど、その料理法がわからない、という声がワタナベさんの元にもよく届くようです。そこで今回は、もっともよく知られている韓国の発酵食品「キムチ」を使って、イワシのキムチ煮を伝授してもらいましょう。
キムチがイワシの臭みを消し、さらに豊かな味わいを生むのです。細かく刻んだキムチと醤油などの調味料を加え、コトコト煮るだけの手軽なレシピなので、ぜひ挑戦してみてください。キムチは調味料にもなる! ということがよくわかります。そしてきっと、今まで食べたことのないイワシ料理との出会いになるはずです。

イワシのキムチ煮

韓国の食文化を象徴する発酵食品であるキムチは、日本でも定番の食品で、どのスーパーマーケットでも売られていますね。ごはんと一緒にそのままでシンプルに食べるのも美味しいのですが、煮物の味付けとして使うこともできます。
このイワシのキムチ煮は、韓国ではとてもポピュラーな家庭料理で、一般的にはキムチの古漬けを使うことが多いようです。古漬けは酸味が強くなるので、我が家では新漬けに近いキムチを使います。ご家庭ごとに好みの味があると思うので、ぜひご家族がお好きなキムチでつくってみてください。
材料と調味料を入れて、上にキムチを乗せて煮るだけ! イワシは小骨程度でしたら、食べられます。また、ほかの魚でも応用できますので、試してみてくださいね。

◎材料(4人分)

マイワシ(小)
8尾
長ネギ
1本
キムチ
80g
しょうがすりおろし
1かけ分
にんにくすりおろし
1かけ分
100ml
しょうゆ
小さじ2

◎つくり方

  1. イワシは頭と内臓をのぞいて洗い、塩水(水1Lに対して塩小さじ1を目安に ※分量外)に漬けて約10分おき、洗い流して水気を拭く。

    【Point!】イワシは塩水に漬けてから、流水で内側をきれいに洗い流すことで、臭みのない仕上がりとなる。
  2. 長ネギは斜め薄切りにする。
  3. キムチは粗く刻む。
  4. フライパンに酒、しょうが、にんにくを入れて中火にかけ、煮立ったら1、2、3を加えてひと煮立ちさせてアクをのぞく。
  5. 落とし蓋をして、弱めの中火で約10分煮てしょうゆを加える。
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