月刊ワタナベマキ

毎月違った食材をテーマに人気料理家・ワタナベマキさん考案のレシピをご紹介

かぶの美味しさと栄養を
まるごと楽しむ、みぞれ鍋

January 26. 2024(Fri.)

みぞれ鍋といえば、大根でつくることが多い料理ですが、かぶは大根と比べ水分が少ない分、味に深みのあるお鍋となります。
特に1月はかぶの甘みが一番増す時期でもあるため、ブリの旨みが出たつゆに、すりおろしたかぶの甘みがプラスされて、独特の美味しさに。
おなかの中から温まるみぞれ鍋は、今日は気温が低くて寒いなぁという日の夜にこそ、ぜひ召し上がっていただきたい献立です。

ブリのかぶみぞれ鍋

かぶは、カットして焼いたり煮たり、この料理のようにすりおろして使ったりするなど、調理法によって食感が変わり、さまざまな楽しみ方ができる野菜です。
我が家では、お買い得な価格になる旬の時期に多めに購入して、たっぷりすりおろして鍋に入れ、かぶの栄養をまるごといただくようにしています。
春のかぶは生で食べられますし、冬のかぶは加熱して食べるとうま味を感じます。季節ごとの美味しさを見つけるのも料理の面白味のひとつですね。

材料(4人分)

かぶ
3個
かぶの葉
1個分
ブリ
300g
長ネギ
1本
絹ごし豆腐
1丁(200g)
柚子の皮
少々
昆布
5cm角1枚
700ml
100ml
しょうゆ
大さじ2
小さじ1/3
  1. ブリは塩少々(分量外)をふる。
  2. かぶはすりおろす。長ネギは斜めに約1cm幅に切る。
  3. 2~3箇所切れ目をいれた昆布、水、酒を鍋に入れて20分おく。しょうゆ、塩を加えて中火にかけひと煮立ちさせアクをのぞく。
  4. 表面の水気を拭いた1と2、8等分に切った豆腐を入れて煮る。
  5. 約2cmの長さに切ったかぶの葉を加え、さっと煮て、すりおろした柚子の皮をちらす。
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