
毎月違った食材をテーマに人気料理家・ワタナベマキさん考案のレシピをご紹介
〜自慢したくなるお魚メニュー〜
フライパンで手軽につくる
魚の蒸し料理
May 02. 2025(Fri.)
ご家庭でよくつくる魚料理というと、焼くか煮る調理が圧倒的に多いのではないでしょうか? 今回は、おいしく魚を食べられるほかの調理のバリエーションに挑戦してみましょう。
「さわら」を使ったメイン・サラダ・ごはんの3種類をご紹介します。
第一回は、メインになる魚の蒸し料理をフライパンでつくります。せいろなどの蒸し器がなくても、手軽につくることができるので、ぜひお試しになってください。
さわら以外の白身魚でも、同様のレシピで応用できますよ!
さわらのお手軽フライパン蒸し




魚を調理する時に気をつけたいのは、独特の臭みをきちんと取り除くことです。水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取ること。また臭み消しとして、しょうがやにんにく、お酒を使うことも大切なポイントです。
この料理の調味液に使うお酒は、紹興酒です。紹興酒は、もちろん飲んでもおいしいですが、調味料としても万能! コクと旨味があるので、特に、魚の蒸し料理にはよく合います。スーパーマーケットの調味料売り場に売っているので、常備の調味料に加えてみてはいかがでしょうか。
ご家庭に紹興酒がない場合は、日本酒とみりんを同量混ぜて代用してください。
またフライパンで蒸す際、水がなくなって空焚きにならないようにご注意を。蓋が透明だと中の様子が分かり便利ですよ。
◎材料(4人分)
- さわら
- 4切
- 青ネギ
- 2本
- しょうが
- 1かけ
- 塩
- 小さじ1/2
- いり白ごま
- 少々
調味料A
- 紹興酒
- 大さじ2
- しょうゆ
- 大さじ1
- ごま油
- 大さじ1
- さわらは塩をふって約15分おき、水気を拭く。しょうがは千切りにする。
【Point!】 さわらの水気はキッチンペーパーなどでしっかり拭いて、魚独特の臭みを取りましょう。 - 青ネギは斜め薄切りにして水に約5分さらし、水気をふく。
- 耐熱皿に皮を上にしてさわらを置き、その上にしょうがの千切りをのせ、調味料Aをまわしかける。
- 皿がすべらないようにフライパンに厚手のペーパーを敷き、3をのせて水を3cmほどフライパンにそそぐ。
- 中火にかけ、水が煮たったら蓋をして約10分蒸す。
- 耐熱皿ごと取り出し、2をのせ、いり白ごまをふる。