月刊ワタナベマキ

毎月違った食材をテーマに人気料理家・ワタナベマキさん考案のレシピをご紹介

〜普段の日こそ、蒸し料理!〜
カフェメニューみたい!?
おもてなしにぴったりの洋風茶碗蒸し

November 07. 2025(Fri.)

卵や牛乳を使った蒸し料理は、フランス料理だと「フラン」の名がついていて、中国料理でも同じような調理法があります。つまり、卵の蒸し料理は、世界各地にあるのです。
このメニューは、マッシュルーム・ベーコン・チーズ・卵・牛乳などを混ぜて蒸すのみ。量さえまちがえなければ失敗もしにくく、おもてなしの時などにぴったりです。
茶碗蒸しと同じ要領なので、具材を季節によって変えて楽しめるようになると、卵蒸し料理はマスターしたと言っていいですね!

マッシュルームとベーコンの洋風茶碗蒸し

茶碗蒸しは、大人も子どもも大好きな卵蒸し料理ですね。このメニューは牛乳やチーズを使って洋風に仕上げたもので、つまりは茶碗蒸しと同じ調理法なのです。
具材に決まりはなく、肉や魚を入れてもいいし、野菜は旬のものを使えば季節感が出るので、この基本レシピで何度か作ってみたら、次は別の具材でぜひチャレンジしてみてください。卵液の計量をきちんとすれば失敗はありません。
パンとも相性が良いので、バゲットなどを添えて出せば、カフェで出るようなオシャレなメニューになりますよ。

◎材料(4人分)

4個
マッシュルーム
8個
ベーコン
80g
玉ねぎ
1/2個
粒コーン(缶詰)
40g
ピザ用チーズ
40g
パセリみじん切り
少々
牛乳
200ml
小さじ2/3
ナツメグ
少々(あれば)
粗びき黒こしょう
少々
バター
20g
オリーブオイル
小さじ2

◎つくり方

  1. ベーコンは細切り、マッシュルームは薄切りに、玉ねぎは縦薄切りにする
  2. ボウルにピザ用チーズ、卵、牛乳、塩、粗びき黒こしょう、ナツメグを入れて泡立て器で混ぜてなめらかにする。
  3. フライパンにバターを熱し、1.と粒コーンを加えて炒める。
  4. 耐熱容器に3.を入れ、2.を注いでアルミホイルをかぶせる。
  5. 鍋の底にクッキングペーパーか布巾を敷いて4.をのせ、熱湯を容器の1/3くらいになるまで注ぐ。
  6. 蓋をして2分強火で蒸し、箸をフライパンと蓋の間に挟み弱火で20分蒸す。状態をみて、卵が緩いようであれば、さらに弱火で5分ほど蒸す。

    【Point!】蒸す時は、深鍋と蓋の間にお箸を挟んで蒸すと、「す」が入りにくい。ただし、せいろの場合は蒸気が逃げるので箸を挟む必要はない。
    ※「す」とは、加熱のし過ぎが原因で蜂の巣状に細かい穴が空いてしまうこと
  7. 器を取り出してパセリをふり、オリーブオイルをかけ、好みで粗びき黒こしょうをふる。
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