毎月違った食材をテーマに人気料理家・ワタナベマキさん考案のレシピをご紹介
粘りのあるれんこんでつくる
甘辛のおかずになるおやき
November 08. 2024(Fri.)
ワタナベさんが好んで使っているれんこんは、愛知県産と茨城県産が多いとのこと。愛知はホクホク、茨城はねっとりした食感で知られています。
加熱方法や切り方で食感が変化することが、れんこんの大きな特徴。今回は、加工方法をさまざまに変化させていくことでワタナベさんがオリジナルレシピを紹介していきます。
第一弾は、れんこんをすりおろして焼く「おやき」です。
れんこんの粘性をうまく活用して、卵や小麦粉、旨味の多い野菜とともに練って焼き上げます。
れんこんおやき
れんこんはすりおろすと、独特のねっとりした粘性の高い状態になるので、小麦粉や卵を合わせれば、いろいろな形に仕上げることができます。団子の形にして揚げたり、お椀のタネにしたり。あるいはすりおろしたものに加糖して練って加熱し、わらび餅のような甘味にすることもできるのです。
今回は、おやき風に焼き上げてみました。すりおろして調味料や具材と混ぜて焼くだけ。レシピの手順もシンプルなので、お子さまと一緒につくってみてはいかがでしょうか。
材料(4人分)
- れんこん
- 300g
- 豚バラ薄切り肉
- 4枚(約80g)
- しいたけ
- 4枚
- 細ねぎ
- 2本
- みりん
- 大さじ2
- しょうゆ
- 大さじ2
- ごま油
- 大さじ3
<調味料A>
- 卵
- 1個
- 薄力粉
- 大さじ3
- 塩
- 小さじ1/3
- しょうがすりおろし
- 1片分
- しいたけのカサ部分と軸は薄切りにする。豚バラ薄切り肉は約10cmの長さに切り、塩をふる。
- れんこんはタワシでよく洗ってすりおろし、1で切ったしいたけと調味料Aを加えてよく混ぜる。
- フライパンにごま油をひき中火にかけて熱し、4等分した2をハンバーグをつくる要領で丸く形づくり、フライパンに並べる。
- 3の上に豚バラ薄切り肉をのせて軽くおさえて中火で加熱し、底面が焼けたら裏返し、豚バラ薄切り肉がカリッと焼けるまで3〜4分焼く。
- 5.みりん、しょうゆを加えてからめ、器に盛り、小口切りにした細ねぎをちらす。