月刊ワタナベマキ

毎月違った食材をテーマに人気料理家・ワタナベマキさん考案のレシピをご紹介

〜かたまり肉で、ごちそうメニュー〜
失敗しない、シンプルで美味しい
牛もも肉のステーキ!

December 10. 2025(Wed.)

今月は、鶏肉・豚肉・牛肉を使った、旨味たっぷりのかたまり肉のメニューをご紹介します。ワタナベ家のおもてなし料理として登場するレシピの中で、美味しくなるポイントを覚えて、かたまり肉マスターになりましょう!

まずは牛肉から。焼いた牛肉を薄くスライスして提供されるイタリアの代表的なメニュー・タリアータです。塩とオリーブオイル、にんにくのシンプルな調味料でつくることで知られています。「牛肉はシンプルに焼くのが一番!」というワタナベさんが、ごちそうメニューと聞いて真っ先に思い浮かぶ肉料理のひとつだと言います。
ステーキを自宅で焼きたいけど、焼き加減が難しいとの声がワタナベさんのところにもよく届くそう。肉の焼き方の基本も含めて、ぜひマスターしたいレシピです。

牛もも肉のタリアータ

牛肉のステーキがうまく焼けるようになると、ちょっと自慢できますよね。家族や大切な人のお祝いの日や、クリスマスパーティーなどには、ちょっと良いお肉を買ってきて、豪快にステーキを並べると、きっと喜ばれると思います。
大事なポイントは2つあります。まずは、調理を始める前に牛肉を室温に戻しておくこと。もうひとつは、肉の両面にしっかりと焼き目をつけたら、アルミホイルに包んで保温をすることです。保温時間は、焼いた時間と同程度の分数と考えてください。こうすることで肉汁が流れ出さず、美味しさがギュッと詰まったステーキになります。もちろん、焼き加減や保温時間は好みがあるので、何度か試してみてくださいね。

◎材料(4人分)

牛ももステーキ肉
200g×2枚
ルッコラ、ベビーリーフなど
約30g
パルミジャーノレッジャーノチーズ
20g
にんにく薄切り
1片分
小さじ1
粗びき黒こしょう
少々
オリーブオイル
大さじ1

◎つくり方

  1. 牛肉は、冷蔵庫から出して30分以上おいて常温に戻しておく。包丁で筋切りをし、塩をふってよくなじませる。
  2. フライパンに、にんにくとオリーブオイルを入れて弱火にかける。香りがたったらにんにくは取り出して中火にし、牛肉を入れて焼き目が付くまで約1分焼き、裏返して焼き目がつくまでさらに約1分焼く。
    ※牛肉の厚さ=焼き時間が目安。今回は1㎝厚としたため、片面約1分ずつ焼いています
  3. 2.をアルミホイルで包み、約5分おく。

    【Point!】焼いた肉は、アルミホイルに包んで余熱で保温すると、肉汁が流れずに美味しい焼き加減となります。
  4. 器にルッコラやベビーリーフなどの野菜を盛り、切り分けた牛肉とにんにくをのせる。その上に削ったパルミジャーノチーズと粗びき黒こしょうをふり、オリーブオイル(分量外)をまわしかける。
上部へ戻る