
毎月違った食材をテーマに人気料理家・ワタナベマキさん考案のレシピをご紹介
〜かたまり肉で、ごちそうメニュー〜
豚肉の旨味とマッチする
赤味噌効果絶大のやわらか角煮
December 11. 2025(Thu.)
調理時間がかかる、味が染みない、肉が硬くなる…など、お悩みが多いという豚の角煮。大変そうで、ついつい敬遠されがちだと聞くのですが、ワタナベさん曰く「私のつくり方は前日から仕込むので確かに時間はかかるけど、決して難しくないんです!」とのこと。
今回は、中部地域を意識して発酵食品の赤味噌を使って角煮にチャレンジ。味わいにコクと旨味が出るだけでなく、肉をやわらかくする効果もあるのです。ホロホロとくずれそうにやわらかい豚バラ肉の角煮ができますよ!
赤みそでつくる豚バラ肉のホロホロ角煮








交流Styleの取材で中部地域を訪れることが多くなったことで、赤味噌が身近になりました。この味噌の独特のコクと旨味は、豚の角煮にも絶対に合うはず!と思っていたら、やっぱり美味しくできました。
中部地域の料理は旨味の掛け合わせがポイントと聞いていて、このメニューは、まさに豚肉と赤味噌、それぞれの旨味がタッグを組んでいるような印象になりました。
撮影時には愛知県出身のスタッフから「地元の味だね」と言われて、やはり赤味噌の力はすごいなぁと実感しました!
◎材料(4人分)
- 豚バラ肉(かたまり)
- 500g
- しょうが(皮付きの薄切り)
- 大1片
- 長ねぎ(青い部分)
- 3〜4本
- 白髪ねぎ
- 適量
- 酒
- 100ml
- 練りからし
- 適宜
<調味料A>
- 赤だし味噌
- 大さじ4
- しょうゆ
- 小さじ2
- みりん
- 大さじ4
◎つくり方
- 鍋に豚バラ肉と肉にかぶるくらいの水を入れて中火にかける。沸騰後、約5分ほど茹でて肉を取り出す。
- 湯を捨てて豚肉を鍋に戻し、もう一度、肉にかぶるくらいの水を加えて中火にかける。沸騰したら約15分茹でてそのまま冷まし、鍋ごとラップをして冷蔵庫でひと晩おく。
【Point!】豚バラ肉は2回茹でこぼしてひと晩おくことで、良質な脂が残り、しつこくない角煮が出来上がります。 - 翌日、2.の冷えて固まった脂を取り除き、ねぎ、しょうが、酒を加え、落とし蓋をして、中火にかける。煮立ったらアクをとり、弱めの中火にして約30分煮る。
- 調味料Aを加えて落とし蓋をして、さらに約30分煮る。
- 食べやすい大きさに切って器に盛り、白髪ねぎを添える。煮汁をかけ、お好みで練りからしを添える。









