
毎月違った食材をテーマに人気料理家・ワタナベマキさん考案のレシピをご紹介
〜いつもの脇役を主役にするメニュー〜
赤味噌のタレがベストマッチ!
生の大葉を香りごと生春巻で巻いちゃおう!
April 04. 2025(Fri.)
4月のテーマは「いつもの脇役が主役になるメニュー」です。そこで今回は、刺身のツマや薬味として使われることが多い“大葉”に注目し、主役に変身させてみましょう。
大葉は、日本のハーブの代表格で清涼感のある風味が特徴の野菜。愛知県は生産高全国1位を誇っています。実はビタミン類をはじめ、食物繊維やカルシウムなどが野菜の中でも群を抜いて高いと言われており、主役の食材としてのポテンシャルを秘めているのです。
そんな大葉のメニューをワタナベさんが考案しました。生春巻のタレは、中部地域の赤味噌と粒マスタードが意外な美味しさを生み出すコラボレーション。赤味噌と粒マスタードの酸味がびっくりするほど合うので、ぜひお試しください!
大葉の生春巻~赤味噌ダレ~




香りに特徴がある大葉を何枚も重ね、たっぷり巻いていただくメニューです。
我が家はみんな大葉が大好きで、息子も小さい時からよく食べていました。友達が遊びに来た時には、小さいサイズの生春巻の皮と水を入れたボウルをテーブルに置いて、手巻き寿司の要領で自分の好きな具材を好きなだけ巻いて食べるスタイルで、おもてなしのメニューとしても出しています。
巻いた春巻きのくっつき防止には、クッキングシートを挟んで上から濡れたキッチンペーパーを全体にかけておけば、つくり置きをしても乾燥しません。主役となる大葉をたくさん用意して、いろいろな具材との組み合わせを楽しんでください。
◎材料(4人分)
- 大葉 24枚
- ※枚数は、お好みで加減してください
- 鶏ささみ
- 4本
- むきえび
- 8尾
- サニーレタス
- 150g
- パプリカ(黄)
- 1個
- 生春巻の皮
- 8枚
- 酒
- 大さじ2
- 塩
- 少々
<調味料A>
- 赤味噌
- 大さじ2
- 粒マスタード
- 小さじ1
- みりん
- 大さじ1
- 調味料Aを耐熱容器に入れて、ラップをかけずに電子レンジ(500W)で約1分加熱し冷ます。
- 鶏ささみは筋をのぞく。
えびは背わたをのぞき、片栗粉(分量外)でもみ洗いする。 - 耐熱皿に2を重ならないように入れて、酒大さじ2をもみ込み、塩をふる。ラップをふんわりとかけて電子レンジ(500W)で約2分加熱し、裏返してさらに約1分半加熱する。そのまま冷まし、えびは縦半分に切り、鶏ささみは細かくさく。
- サニーレタスは細切りにし、パプリカは薄切りにする。
- 生春巻の皮を水でさっと濡らして広げ、えび、軸を切った大葉、3、4枚、その他の準備した具材(8等分)をのせて手前から巻く。
【Point!】
・まな板に、濡れたキッチンペーパーを敷くと生春巻きの皮が巻きやすいだけでなく、表面がしっとりとみずみずしさが保てます。
・えびは巻き終わった後にきれいな赤色が透けて見えるように外側に置きましょう! - 1を小皿などに入れて、お皿に盛り合わせる。