中部地域の注目パーソンにインタビュー!
番外編
「こぐまPlace」の運営を軸に
自分の時間も楽しみたい
北極しろくま堂有限会社
代表取締役 園田正世さん (3/3)
June 06. 2023(Tue.)
「交流Style」の前身「交流」で、過去にご紹介した方のその後に迫ります。
2019年3月にご登場いただいた静岡県の北極しろくま堂の代表取締役・園田正世さん。オクシズに新たな拠点を構えた今、どんな未来を見据えているのかをお聞きしました。
ー過去のご紹介記事はこちら
【「交流」no.111 P2〜5】
ー前回までの記事はこちら
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番外編 スリングの追究に加え“場づくり”も開始 北極しろくま堂有限会社 代表取締役 園田正世さん (1/3)
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番外編 「子育て支援」「みんなの応援」がコンセプトの新施設 北極しろくま堂有限会社 代表取締役 園田正世さん (2/3)
自分の生活や人生を切り開いてほしい
あらためて、ここ数年の大きな動きやニュースを伺うと、「『こぐまPlace(プレイス)』の運営の話題に尽きます。まずは、なんとかオープンに漕ぎ着けたことが本当に嬉しいです。今後は、築280年の母屋の活用用途として、親子食堂や産後ケア施設、または助産院の整備など、いろいろとアイデアがあるので、どう実現するかを考えていきたいですね」と園田さん。
オープンして間もないこの施設が、どのような場所になっていくのか楽しみです。
「抱っこやおんぶの相談会や体験会で、来場者のお顔がぱっと明るくなる瞬間がたまらなく嬉しいのと同じで、この『こぐまPlace』にたくさんの方がいらっしゃって、自分の生活や人生を切り開いてくれることが私の希望です」
新商品のリリースも
「こぐまPlace」のオープンに向け、忙しい日々を送ってきた園田さん。一方で、ビジネスの基軸であるベビーウェアリング販売では、Disney公式の布で作ったおんぶ紐を2023年2月にリリース。3種類の柄が展開されており、SNSでも多くの反応を得られたそう。
「個人的には、昭和の時代から使われているおんぶ紐とDisneyという組み合わせが、とてもおもしろいと思っています」
好きな音楽に目覚め、
自分の時間を楽しむように
また、仕事以外で自身に変化を感じたそう。
「2019年の大晦日の紅白歌合戦で、King Gnuのファンになりました(笑)。それまでは、音楽が流れていても聞こえていなかったのですが、急に覚醒したような感覚でした。子育てが終わったのだと感じました。やっと自分のことが許される時期になったという感覚です。こうした経験も、今回の新事業『こぐまPlace』へとつながっていると思います」
最後に、今後の目標をお聞きしました。
「社としては、当然『こぐまPlace』の運営を軌道に乗せること。まずは多くの人々に知っていただくことが重要だと思っています。そして、子育て期を中心に一人ひとりの生き方を応援して見守る立場でいたいと考えています。また個人的には、博士号を取得すること。とくに、2022年後半は仕事が忙しすぎてほとんど研究に取り組めなかったので、まずは研究に区切りをつけたいです。また、『こぐまPplace』のすぐとなりに住居を移す予定で、自然豊かな環境で生活できることを楽しみにしています」
プロフィール
- 北極しろくま堂 代表取締役
- 園田 正世(そのだ まさよ)
- 静岡県静岡市生まれ。名古屋市で中学・高校生活を送り、自動車メーカーに就職。退職後は静岡大学へ入学。卒業後、会社員を経て専業主婦に。2000年に「北極しろくま堂」を創業。同社取締役や「NPO法人だっことおんぶの研究所」理事長のほか、東京大学大学院博士課程で研究をおこなっている。
- 北極しろくま堂 代表取締役
- インターネットを中心に、オリジナルのベビー用スリングやおんぶ紐などのベビーウェアリング製品を販売。2023年4月からは、オクシズエリアに人々が交流したり、自分の人生を楽しみたい方向けの新施設「こぐまPlace」をオープン。
Instagram
https://www.instagram.com/koguma_place/