DJに挑戦して音楽を楽しもう！
DJの醍醐味って？（3時間目）

DJの醍醐味は、人が介在するところにあると感じています。「この曲なら盛り上がるかな」と相手のことを考える、そして自分がかけた曲でみんなが乗ってくれる。楽しい顔しているときがDJにとっては幸せな瞬間です。あえて少しスローな曲を混ぜて休憩させてから、ドカンとみんなの好きな曲を仕掛ける。そうして曲が変わったとたん急に盛り上がったりすると、お客さんのテンションをコントロールしている感覚を持つことができ、快感を覚えるでしょう。

また、プレイリストを知っているのはDJだけというのもワクワクするポイントではないでしょうか。盛り上がる曲を仕掛けるギリギリのタイミングの高揚感はクセになりますよ。

趣味でDJをしている生徒さんでも、「練習も楽しいけれど、やはり人前でプレイするときが一番楽しい」と、やみつきになっている人は多いですよ。

「人前に立つのは苦手」「イベントでDJをする自信はない」という人は、YouTubeなどでライブ配信をしてみてもいいかもしれません。自分の作品をインターネット上で公開できる「MixCloud」のようなサービスを利用するのもいいと思います。

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友達同士で遊ぶときやデートの際にも、自分がミックスした曲を録音して持っていきBGMとして流すのも、雰囲気を演出する“おもてなし”としておすすめです。

例えばキャンプに行ったときは、時間や雰囲気とともに曲を変えてみるのはいかがでしょうか。BBQでお酒を片手に盛り上がっているときはダンスミュージックを、朝にコーヒーを飲むときにはジャズを流すのもいいですね。子どもも一緒ならアニメソングを混ぜると喜んでくれます。友達が好きなジャンルをベースに、プレイリストを考えてみましょう。
ターンテーブルを持ち込んでもいいですし、自身がミックスして録音した音源を持って行ってスピーカーで流すだけでも楽しめます。

デートでドライブをしているときには、スローなR&Bのミックスを流すことで、ロマンチックなムードを作り出せると思います。

1時間目でもお話しましたが、DJプレイは調理に似ています。DJでおもてなしをすることは、ホームパーティーで料理をふるまう感覚に近いかもしれません。

何よりも、誰かを喜ばせようとして準備しているときこそが幸せな時間。DJは相手を楽しませながら自分も楽しめる、素敵な趣味ともいえるでしょう。

「DJを趣味にして、友達が増えました」という声をよく聴きます。好きな音楽のジャンルが似ている人は、その他の趣味や考え方も似ている。そう感じたことはありませんか？

DJをするのは、クラブやパーティーといった人が集まる場所です。一方的に音楽を聴くコンサートとは異なり、お酒を飲みながらリラックスして音楽を楽しめるため、友達を紹介しあって仲間の輪が広がることも多いのです。年齢や性別、職業の枠を超えて、フラットに付き合える友達に出会える場だと思っています。音楽を通してできた仲間は、人生の財産になるでしょう。
DJに興味を持った方は、自分でプレイするのはもちろん、DJの参加するイベントに参加するだけでも楽しいと思います。

一人ではもちろん、友達とも楽しめるDJ。ぜひ新たな趣味として始めてみてはいかがでしょうか？