
知っているようで知らなかった悩みに、専門家がお答えします
「いつものパン」をもっと美味しく!
特徴と保存方法を知ろう
(1時間目)
March 17. 2026(Tue.)
ひとくちに「パン」と言っても種類は本当にさまざま。
食パンやバターロールなどのシンプルなパン、チョコレートやフルーツを使ったおやつパン、チーズやハム、また和の食材を取り入れた惣菜パンなど、いろいろな種類のパンが売られています。
今回は、普段の食卓にのぼることが多いシンプルなパンをテーマに、ベーシックな知識と美味しく食べるための保存方法などを愛知県安城市のパン店「しあわせをはこぶパン」のオーナーシェフである大谷宗将さんに教えていただきます。
撮影協力/株式会社安水建設 HUCKモデルハウス
https://www.ansui.com/


- しあわせをはこぶパン オーナーシェフ
- 大谷宗将(おおたにそうすけ)
- https://www.instagram.com/anjo_resitoku/
- 製菓・パンを専門とする短大を卒業後、名古屋の有名店で修行。出身地である愛知県安城市の「しあわせをはこぶパン」に転職し、その後、事業譲渡で店名をそのまま引き継ぎ、オーナーシェフに。地元食材を積極的に使った惣菜パンが人気。地域活性にも尽力しており、安城和牛の再生復興と認知度をアップさせるための商品開発に携わるほか、安城市のららぽーとで受け取ったレシートを2次活用する「ANJOレシ得(https://www.instagram.com/anjo_resitoku/)」など、地元・安城を中心に幅広く活躍する。
- https://kuramise.net/shiapain
- https://www.instagram.com/shiapain
- https://www.instagram.com/anjo_resitoku/
シンプルなパン、それぞれの特徴は?


まずは、いつも食卓にのぼるシンプルなパンの代表、食パン・フランスパン・バターロール・クロワッサンについて、材料や特徴をまとめてみました。
●食パン
原料/小麦粉・塩・砂糖・バター・イースト(店舗によっては牛乳や卵、生クリームを使うところもある)
特徴/もちもちした食感でどんな食事にも合いやすく、ごはんに並ぶ国民食と言える。断面がきめ細かい生地になっているかどうかが美味しさの目安になる。
●フランスパン
原料/小麦粉・塩・イースト
特徴/外はカリッ、中はしっとりとしていて、小麦粉の風味をしっかり味わうことができる。表面の切れ目が大きく開いていれば、軽やかに焼き上がっている証拠。
●バターロール
原料/小麦粉・塩・砂糖・バター・イースト・卵(多め)
特徴/水分が多く、卵を多く使う。海外ではあまり見ない日本らしいパン。真ん中がふんわりと丸く高く焼き上がる。
●クロワッサン
原料/小麦粉・塩・砂糖・バター(多め)・イースト・卵
特徴/バターをたっぷり使う。生地の層ができることによるサクサクの食感が一番の特徴。巻いた形がはっきりと出ていて、巻き上がりが高くなっているクロワッサンは、生地の層がしっかりとできている。
食べ方から見る
各パンの特徴




さて、シンプルなパン4種の材料や特徴を頭に入れたところで、それぞれ、どんな料理やシチュエーションに合うのかをご紹介します。
●食パン
バターやジャムを塗って食べることはもちろん、シンプルがゆえにどんな食材と組み合わせても美味しくなる万能タイプです。サンドイッチ、パングラタン、あんこトースト、ラスクなど、おかずからデザートまでつくることができます。
ちなみに、海苔とチーズをのせてトーストするのが私のおすすめ。和と洋を食パンがまとめてくれますよ。
●フランスパン
使っている小麦粉のタイプによって味わいや風味に違いが出るので、自分の好みを探してみると楽しいですよ。小麦粉の風味をしっかり味わいたいなら、まずは何もつけずに味わってみましょう。バターをすこしつけるだけでも違った美味しさを感じられるので、いろいろな食べ方を試してみてください。
●バターロール
食事をする時に添えられるイメージが強く、肉料理などと合わせることが多いですね。バターの風味と甘さを感じることができるので、塩味のある食材とよくマッチします。肉をはさんだり、スープに付け合わせたりと、おかずとともに楽しんでみましょう。
●クロワッサン
この4種の中では、もっともバターを多く使っているので、バターの風味をしっかりと楽しめます。何層にも重なった生地が焼成することでふくらみ、サクサクした食感をつくり出します。コーヒーや紅茶とともに朝食に、チーズやハムをはさんでサンドイッチに、あるいはアーモンドクリームやシロップをつけてデザートになど、幅広いメニューに使われます。
美味しく保存するには?




パンも鮮度が大切なので、なるべく早く食べ切るのが一番。しかし、食パンやフランスパンのように、一度に食べきれない大きいサイズのパンが残ってしまった場合、冷凍保存がおすすめです。
食パンは1枚ずつラップに包んで、またフランスパンは保存袋に入れるなど密封して冷凍します。美味しさを保つことができるのはだいたい2週間くらいとお考えください。
冷凍すると乾燥が進むため、食べる際は、表面に霧吹きで軽く水をかけてトースターなどで温めてください。キッチンの魚焼きグリルでも美味しく焼くことができますよ。温める際は、凍ったままでも、解凍してからでも構いません。




