中部和菓子図鑑

高島屋の和菓子バイヤーが中部地域注目の和菓子をご紹介

伊勢の地で100年続く
伝統の手づくりういろう専門店
虎屋ういろ・三重県伊勢市

March 26. 2026(Thu.)

伊勢で紡がれる
小麦粉でつくるういろう

創業は大正後期の1923年、創業者の吉髙貞次郎さんが和菓子専門店として開業。昭和に入り、1938年にはういろ専門店となります。この年の干支が寅年だったため、それにちなんで「虎屋ういろ」と改名しました。

お伊勢参りの地である伊勢は、江戸時代から全国の旅人が訪れてきた場所。街道沿いには旅人をもてなすお茶屋や餅屋などが点在し、和菓子を愛でる習慣が根付いていました。
和菓子の中でも、つくり方や材料がシンプルであるがゆえに職人の技術によって味わいに特徴が出る「ういろ」。一般的には米粉でつくる場合が多いですが、伊勢のういろは小麦粉を使うことが最も大きな特徴です。昔から伊勢では、小麦粉と黒砂糖を使ったういろが家庭でつくられていたのだそう。小麦粉・砂糖・塩・水でつくられたういろは、もっちりとした独特の食感が印象的です。

虎屋ういろが何よりこだわっているのは、保存料を使わずに昔ながらの手づくりで、なめらかな食感を生み出していること。消費期限は製造日の翌日まで。つくりたてのういろの美味しさを味わってほしいという願いを込めて、毎日丁寧につくられています。

かわいらしい虎が染められたのれん。
店内には虎の置物がずらり。
お客さまからのプレゼントもあるのだとか。
包装紙や袋にもかわいい虎のイラストが!

【店舗おすすめ】「栗ういろ」

虎屋ういろでは、常にショーケースに10種類以上のういろが並んでいます。その中でも一番の人気なのが、この「栗ういろ」。甘露煮した大粒の栗が5粒入っており、なめらかでもっちりとしたこしあんういろに包まれています。

ほかに、粒あんの「小倉ういろ」、桜餅の風味を楽しめる「桜ういろ」、シンプルな「白ういろ」や「抹茶ういろ」など目移りするほどのラインアップ。虎にちなんだ商品といえば、国産柚子と沖縄・波照間の黒糖を使った「虎ういろ」で虎の模様になっています。

毎月10日と20日は、ハーフサイズの特別な限定ういろが2種セットになって販売される「虎の巻」が登場! 2026年の3月には桜あんとうぐいす、4月には菜の花と桜葉もちが発売予定です。毎月10日と20日を楽しみに来店される方も多いのだとか。ういろ好きはもちろん、和菓子好きはぜひこまめにチェックしておきたいところです。

サイズは19cm×4cm×4cm。
手づくりのため多少の誤差があるのもご愛嬌。
黒文字で割ってみると、
もっちりとした質感が伝わってくる。
少々日持ちするパッケージ商品の
「虎の鼓道(とらのこどう)」は
遠方への手土産にも重宝する。

店舗情報

虎屋ういろ
近鉄伊勢市駅から歩いて数分、商店街アーケードの入り口近くに、虎のロゴマークが染め抜かれたのれんが見えてくる。店内には、色とりどりのういろがショーケースにずらりと並んでいる。地元のお客さまや観光客が次々に来店し、注文していく姿が印象的だ。

Instagram
https://www.instagram.com/torayauiro_official/

MAP

〒516-0072 三重県伊勢市宮後2-2-8
電話番号:0596-23-5005
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