
高島屋の和菓子バイヤーが中部地域注目の和菓子をご紹介
大胆なアイデア商品が続々
進化する老舗和菓子店
御菓子処 兎月園・岐阜県羽島市
May 21. 2026(Thu.)
創業は大正時代
新たな商品にどんどん挑戦
創業は1919年。和菓子店で修業し、地元・羽島市に戻ってきた初代により現在の地にオープンしました。
目の前が竹鼻別院の参道で、まわりは商店街。飲食店をはじめ、多様な店舗が並ぶ賑やかなエリアでした。また、羽島市は繊維業で隆盛したまちで、かつて竹鼻周辺には機屋(はたや)があちこちにあったのだとか。機屋に勤める多くの人が商店街を利用したそうで、和菓子屋もさぞ繁盛したでしょう。
現在、店主で3代目の廣瀬八久さんと女将の美奈子さんが受け継ぎ、4代目となる息子の雅哉さんとともに営んでいます。和菓子づくりについて伺うと、「美味しいあんこを炊くことしか考えていません(笑)」と八久さん。美奈子さんは「ほかのお店にはないものをつくる!がコンセプトです」とにっこり。八久さんと雅哉さんにアイデアをどんどんぶつけるのだそうです。プリンを大福に入れたい!とのアイデアから開発した「ぷりん大福」や、麩のパウダーを使った商品ができないかとの提案から雅哉さんがつくり出した「シュー麩リーム」など、新たな魅力が詰まった商品が数多く生み出されてきました。
「みそぎ団子」をつくった初代から、アイデアいっぱいの和菓子にあふれる現在まで、美味しいだけではなく、新しい和菓子をかたちにし続けています。


洋菓子風の商品も人気。


後ろ姿が職人そのもの!


こしあんと自家製プリンを
大福の生地でくるんでいる。
【店舗おすすめ】「あんぱんのお饅頭」
「あんぱんの食感のある和菓子があったら!」という女将さんの発想から生まれた商品のひとつ。
パンをつくる際に使う強力粉ではなく、薄力粉を使うことで、パンのような食感でありながら、食べ終わると和菓子の印象が残るお菓子をつくることに成功しました。薄力粉・砂糖・マーガリンで生地をつくり、つぶあんを包んで焼いた一品。
あんぱんのようであんぱんではなく、焼きまんじゅう、といったところでしょうか。ほどよい甘さのつぶあんがぎっしりと詰まっているので、食べ応えがあります。個包装なので手土産にもピッタリです。


ほかの菓子と組み合わせて詰め合わせてもOK。




たしかに“あんぱん”の風情。
店舗情報


- 御菓子処 兎月園(とげつえん)
- 古い町並みによく合う、趣のある外観。かつて商店街としてにぎわったエリアに軒を構える。藤の花で有名な竹鼻別院のほか、周辺には観光スポットが点在しており、おみやげを求めて立ち寄る人も多い。
Instagram
https://www.instagram.com/togetu391/








