中部和菓子図鑑

高島屋の和菓子バイヤーが中部地域注目の和菓子をご紹介

「生ゼリー」
みすゞ飴本舗 飯島商店・長野県上田市

April 05. 2023(Wed.)

フルーツの色・香り・味わいが
ぎゅっと詰まった「生ゼリー」

「みすゞ飴」の“みすゞ”とは、万葉集におさめられた2首の和歌に由来しており、信州を表す枕詞“みすゞかる”から名付けられています。信州人であることに誇りを持ち、新鮮で完熟したフルーツにこだわり、昔からほとんど製法を変えずにお菓子を手作りし続ける飯島商店。初夏から秋にかけてのおすすめ商品を紹介します。

飯島商店の看板商品である「みすゞ飴」は、果汁・寒天・砂糖・水飴のみで作り、濃縮し乾燥させたフルーツの飴菓子。それに対してこの「生ゼリー」は水飴を使っておらず、同じ果汁と砂糖を寒天でやさしく固めたもので、みずみずしさがとても印象的なお菓子です。香料などは入っておらず、色も香りも味わいも天然素材100%。杏・ぶどう・りんご・桃の4種類が発売されています。果実のつぶつぶ感があり、本当の果実を味わっているような感覚で、つるんと心地よい涼感で口に入ります。そのつるんとした食感が、ゼラチンで固めた洋菓子ゼリーではなく、寒天で固めた、まさに“和菓子”なのです。飯島商店が和菓子業を始めた時からこだわり続けているのは「信州の素材を使う」ということ。寒天とフルーツが信州の特産品であることを思い起こさせます。

竹皮の端を手で裂き、結び紐にする。
「生ゼリー」は寒天で作ったフルーツ羊羹の感覚。
竹皮で包まれている商品で、贈り物にもピッタリ。
パッケージを開けると、鮮やかな
色合いが目に飛び込んでくる。
切ると離水するので、開封したらなるべく早めに
いただくことが美味しさの秘訣。

店舗情報

みすゞ飴本舗 飯島商店
JR上田駅のお城口から歩いて数分のところにある上田本店。1924年に建てられた大正期の洋館で、国登録有形文化財に指定されている。石目造りの重厚なファサードは、上田の町のランドマークとなっており、中に入れば天井高のある洋館建築、縦長の窓から入る陽光、クラシックな照明、アンティーク時計やピアノなどの装飾が独特の空気感となってわたしたちを迎えてくれる。

※掲載の写真は、2023年2月下旬に撮影したものです。撮影後に一部内装が変更されています。ご了承ください。

MAP

〒386-0012長野県上田市中央1-1-21
電話番号:0268-75-7620
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