
高島屋の和菓子バイヤーが中部地域注目の和菓子をご紹介
和菓子の聖地で挑む
心を込めた菓子づくり
御菓子所しん・岐阜県中津川市
August 04. 2026(Tue.)
一念発起で和菓子店をスタート
「中津川の名に恥じない和菓子を」
店主の小笠原信さんは、菓子問屋を営む家に生まれ育ちました。1928年に小笠原さんの祖父が創業した老舗問屋で、小笠原さんの父が後を継ぎ、今も営まれています。
小笠原さん自身は、菓子問屋を継ぐ気はなかったため、料理人か和菓子職人になりたいと考えていたそう。学校を卒業してから選んだのは、和菓子の道。菓子を扱う家業で子どもの頃から慣れ親しんできた世界だということ、そしてものづくりをする仕事に就きたいという思いから。岐阜市の和菓子店で9年修業を積み、30歳で中津川市に帰ってきます。家業で使っていた倉庫の一角を和菓子店に改装してオープンさせたのが、御菓子所しん。2017年9月のことでした。
修業先の銘菓がカステラだったことから、自分ならではのカステラをつくって主力商品にしたいと考え、カステラとどら焼きの2種類の商品でお店をスタートさせました。その後、縁あって、中津川駅近くの商店街に現在の店舗を構えます。中津川といえば栗菓子の聖地。今では、栗を使った和菓子を通年で数多く揃え、秋冬には「中津川栗きんとん」や「栗粉餅 栗こぞう」、栗きんとんを干し柿でくるんだ「からくり柿」などを季節限定で出しています。
「和菓子どころ中津川の名前に恥じない和菓子店にしなければ、という思いで毎日心をこめてつくっています」と話してくれました。






【店舗おすすめ】「しんちゃんのかすていら」
店主の名前が入った「しんちゃんのかすていら」は、店の看板といってもいい和菓子。100回以上の試行錯誤を繰り返して、完成までにおよそ2年かかったと言います。しっとり、ふんわり、さっぱり。これをすべて叶えるカステラを目指し、やっと納得できる完成形に辿り着いたのだそう。その日の気温、湿度に合わせて焼き方を変え、豊かな風味を逃がしたくないと切れ目を入れずにパッケージするというこだわりよう。
「ぜひお好きな大きさで味わってください」と小笠原さん。「フォークや黒文字を使うのではなく、できれば手で割って食べてみてください。その軽やかさ、ふんわりとした手触りに驚かれると思います」
しんちゃんの思いがたっぷり詰まった「しんちゃんのかすていら」。ぜひ味わっていただきたい逸品です。


軽やかな味わいが想像できる。


してもらえるサービスも(要別途料金)。


ロゴマークが焼印に。
店舗情報


- 御菓子所しん
- JRの中津川駅から徒歩約5分。昔ながらの商店街の一角に軒を構える。この地域ならではの栗きんとんやオリジナルのカステラが自慢。地元の恵みを生かしながら、幅広く愛される味を届けている。









