中部和菓子図鑑

高島屋の和菓子バイヤーが中部地域注目の和菓子をご紹介

「湯の花せんべい」
日の出屋製菓・
三重県三重郡菰野(こもの)町

December 18. 2024(Wed.)

懐かしくてモダンな
温泉地の名物土産

サクサクとした食感と、やさしい甘さで、ひと口食べればノスタルジックな気持ちになる昔懐かしい炭酸煎餅「湯の花せんべい」。創業当時からほとんど変わらない製法でつくられている菰野町の銘菓です。かわいらしいピンクの缶を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
小麦粉や米粉、塩、砂糖などでつくった素をオリジナルの機械で1枚ずつ焼成。ほどよい薄さのせんべいが出来上がります。サクッとした食感、口の中でひろがるやさしい甘味、どこか懐かしさを感じる香り。昭和の時代に流行した「湯の花せんべい」ですが、令和になっても色あせることなく、むしろ昭和レトロな感覚が若者世代を中心に注目されているのだとか。

日の出屋製菓があらたに提案するのは、“旅するお菓子”をテーマにした「tabino ondo」シリーズ。旅で味わう雰囲気を毎日のおやつにも感じて欲しい、という思いを込めてつくられた、せんべいとあんのセットです。
あんペーストは、ほうじ茶あん、和紅茶あん、伊勢抹茶あんの3種類で、すべて三重県産。「湯の花せんべい」にそれぞれのあんをディップして食べるスタイルを提案しています。
菰野町を旅した思い出を、伊勢神宮や鳥羽など三重県の観光名所を歩いた記憶を「湯の花せんべい」とともに味わい、楽しんで欲しいという願いからつくられました。

小麦粉・卵・米粉・塩・砂糖・重曹で、
せんべいの素を前日につくって寝かせておく。
約180℃の高温で1分。1枚ずつ機械で焼き上げていく。
焼き上がったせんべいを揃えて、
端の凹凸を丁寧にカットしていく。
せんべいは3枚ずつパックにして包装。
「tabino ondo」シリーズ。

店舗情報

日の出屋製菓
店舗と工場が併設したSENBEI FACTORY SHOPが2024年4月にオープン。ガラス越しに工場見学も可能。焼きたてのまだやわらかい状態の湯の花せんべいをいただくことができるのはここだけ。

MAP

〒510-1233三重県三重郡菰野町大字菰野5062
電話番号:059-394-2364
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