「れぇずんくっきい」
御菓子処 藤むら・長野県松本市

次から次へとお客さまが来店する長野県松本市の藤むら。その多くの人が買い求めるのが「れぇずんくっきい」です。

藤むらは、松本市の観光商店街として人気の中町通りからほど近い場所にある、御菓子処。今から50年ほど前に2代目が考案してつくり始めた菓子が「れぇずんくっきい」です。ラム酒にしっかり漬けこんだレーズンとフレッシュバターのクリームを手づくりのクッキーではさみ、封を開けた瞬間に贅沢なバターの香りがふわっと漂います。

バターが香るクッキーとラム風味のレーズン、バタークリームとが三位一体となり、誰もが「美味しい！」と口にしたくなる味わいに。クッキーのサクサク感とクリームが混じり合うことで生まれるしっとり感、ラムレーズンの豊かな風味が、口の中で追いかけてくるようです。

半世紀にわたり、多くの人に愛され続ける銘菓。2017年には、有名なカルチャー誌の手みやげ特集でグランプリを受賞し、一躍注目を集めました。
「2代目である父が考案した当初から50年以上レシピを変えず、昔ながらのつくり方を踏襲しています。お客さまからは、懐かしい味ですねとか、シンプルがゆえの美味しさですね、などと言われます」と3代目を継ぐ近藤智郷（ともさと）さんは語ってくれました。