中部和菓子図鑑

高島屋の和菓子バイヤーが中部地域注目の和菓子をご紹介

伝統の栗菓子を味わい
歴史と文化の香りを感じる

小布施堂本店・長野県小布施町

February 19. 2026(Thu.)

全国に名をとどろかせた
小布施町のまちづくりの中心地

小布施町には、江戸時代宝暦年間より260年以上にわたって造り酒屋を受け継いでいる桝一市村酒造場があります。小布施堂を営んでいるのは、同じ市村家。同エリアには、江戸時代の土蔵や昭和初期の土蔵倉庫など、市村家の建物が今も残り、それらを宿泊施設やカフェなどにリノベーションしています。

小布施堂はそれら時代のふるいにかかった建物が集まる一角にあります。すぐ隣には、桝一市村酒造場の市村家正門が建っており、建築年代こそはっきりとした記録が残されていませんが、1750年の屋敷図には記されていることから260年以上前の建築であることはわかっています。
晩年を小布施で過ごし、創作活動をおこなったとされる絵師・葛飾北斎。作品を観覧できる「小布施 北斎館」があるなどゆかりが深く、1842年に小布施町を訪れた北斎が市村家正門をくぐったのは夜のことだったと伝えられているそうです。

そんな、歴史の息遣いを感じることができるこのエリアは、「町並み修景事業」として、行政・個人・法人の地権者が新旧の建物をお互いに利のある配置換えをおこない、美しい町並みをととのえていくことに成功しました。1980年〜1987年のことで、今でも全国から注目されるまちづくりのお手本となっているそうです。

小布施町を訪れたら、ぜひこのエリアを歩いてめぐり、食べて味わい、北斎に触れ、まちの景観を楽しんでみたいものです。

桝一市村酒造場(手前)と
小布施堂の間にある「正門」。
壁にあしらわれている
「栗」の文字がかたどられたデザイン。
紙袋は2種類。栗のイラストが小紋柄のようになった
デザインは包装紙にも使われている。
小布施町に長逗留した葛飾北斎の作品が
パッケージに描かれた商品も。

【店舗おすすめ】「栗鹿ノ子羊羹」

栗をしっかり味わうなら、シンプルな素材が一番!
栗あんと寒天だけで練った羊羹に、蜜煮にした栗をまるごと入れた「栗鹿ノ子羊羹」は、栗の風味と寒天のつるんとした食感が印象的な一品です。

缶に入っているので日持ちがする(賞味期限1年間)点も、手土産に選びやすいポイント。オープナーとなるカギがついた缶のデザインにも注目したいところです。
また、1本サイズ(300g)は栗の実がまるごと入っていますが、「栗鹿ノ子羊羹 ミニ」(35g)には栗の粒が入っており、食べきりやすいサイズ。自分用に買うのなら、ミニサイズを買い置きするというのも一考です。

缶にはオープナーのカギがついており、
側面から差し込み回して開ける。
栗が美しく透けて見える。
差し入れにも重宝するひと口サイズもあり。

店舗情報

小布施堂本店(おぶせどうほんてん)
小布施のまちの中心部、日本酒の桝一市村酒造場、宿泊施設の桝一客殿、北斎館などがあるエリアの一角にのれんを掲げる。観て、歩いて、小布施の歴史と文化とともに、同店の栗菓子を堪能したい。

Instagram
https://www.instagram.com/obu_kuri

MAP

〒381-0293長野県上高井郡小布施町808
電話番号:026-247-2027
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