月刊ワタナベマキ

毎月違った食材をテーマに人気料理家・ワタナベマキさん考案のレシピをご紹介

かぶをくり抜いてつくる、
おもてなしメニュー

January 12. 2024(Fri.)

世界中で栽培されているかぶは、カロテンやビタミンC、食物繊維を豊富に含んでおり、冬に旬を迎える野菜。寒くなるほどに甘みが増し、煮ても焼いても、生でも美味しい万能な食材です。かぶの葉は栄養価が高いので、葉つきのかぶを見つけたら、ぜひ葉も一緒に料理をしてみましょう。
このメニューは、かぶをくりぬいて、詰め物をして煮ますが、詰める鶏肉に、くり抜いた部分のかぶを加えています。葉があれば、一緒に煮ると彩りもよくなります。

かぶの鶏そぼろ詰め

かぶをくり抜き、鶏肉を詰めて煮るだけの簡単なレシピです。見た目が上品に見えるからか、おもてなしの時につくると、とても喜ばれます。
1月はお正月をはじめ、いろいろな行事があるので、自宅でおもてなしをすることも多くなる季節。煮るだけの状態に仕込んでおけば、出来立てホヤホヤをお出しできますよ。ちなみに、かぶの皮はやわらかく、栄養もたくさんあるので、我が家ではなるべく剥かずに使うようにしています。

材料(4人分)

かぶ
4個
かぶの葉
4個分
鶏ひき肉
80g
長ネギ
1/3本
片栗粉
少々
大さじ1
みりん
大さじ1
しょうゆ
大さじ1
小さじ1/3
だし汁
600ml

<調味料A>

しょうがすりおろし
1片分
小さじ1
しょうゆ
小さじ1
小さじ1/4
片栗粉
小さじ2
  1. かぶは上から約1cmの部分を横に切り、底も安定するように少し横にけずりとる。
  2. スプーンで中身をくり抜き、くり抜いた中身の半量を粗みじん切りにする。
    ※くり抜いた中身の残り半量はお味噌汁などに使用してください。
  3. 鶏ひき肉に調味料Aと2のかぶの中身、みじん切りにした長ネギを加えてよく混ぜる。
  4. くり抜いたかぶ蕪の中に片栗粉をはたき3を詰める。
  5. 鍋にだし汁、酒、みりん、4を入れて中火にかける。煮立ったらしょうゆ、塩を加えて蓋をして弱めの中火で約15分煮る。
  6. 食べやすい長さに切ったかぶの葉を加えてさっと煮る。
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