
毎月違った食材をテーマに人気料理家・ワタナベマキさん考案のレシピをご紹介
〜実は、身近な薬膳〜
夏バテかな?と思ったら!
完全食スープで体力をつけよう
June 13. 2025(Fri.)
梅雨時のじめじめした日は冷たいものを口に入れたくなりますが、そんな時こそ温かいスープを飲みましょう。
冷房などで冷えた体を内側から温めて、血の巡りを良くすることが大切。夏の野菜の中でも、薬膳効果が高いとされている枝豆を使い、鶏ささみ肉や完全食の卵と合わせてつくる、さっぱり味のスープをここでご紹介します。
もしかして夏バテかな? ちょっと疲れ気味かな? と思ったら、栄養満点のスープで、体をいたわってあげましょう!
*完全食:人間が健康を維持するために必要な栄養素がすべて含まれた食品のこと
ささみと枝豆と卵のスープ




たんぱく質が豊富で栄養価が高い「鶏ささみ肉」、胃を整える効果がある「枝豆」、完全食とも言われバランスよく栄養素を摂取できる「卵」を使った彩りも鮮やかなスープです。口当たりがとてもやさしく、スッキリ・さっぱりした後味。薬膳的にも栄養的にも、とても優れたメニューなのです。
夏バテかな? と思ったら、ぜひこのスープを試してみてください!
また、多めにつくり、翌日にカレーパウダーを入れてカレー風味にすれば、ごはんと合わせてスープカレーに応用できますよ。
◎材料(4人分)
- 鶏ささみ肉
- 4本(約200g)
- 枝豆(茹でたもの、サヤ付き)
- 200g
- 卵
- 2個
- 玉ねぎ
- 1/2個
- 豆苗
- 100g
- しょうが
- 1かけ
- 酒
- 50ml
- 水
- 400ml
- 塩
- 小さじ1
◎つくり方
- 鍋に酒と水を入れて煮立ったら弱火にし、筋を取った鶏ささみ肉を入れて蓋をして約5分弱火で加熱する。火を止めて蓋をしたまま約5分置き、取り出してほぐしておく。
【Point】鶏ささみ肉は5分だけ茹で、その後蓋をしたまま置いておくことで、お肉が、しっとり仕上がる。 - 枝豆をサヤから取り出し、薄皮を剥く。しょうがはみじん切りに、玉ねぎは薄切りに、豆苗は根を切っておく。
- 1の鍋に玉ねぎ、しょうが、塩を入れて中火で加熱し、煮立ったら、枝豆と溶いた卵を静かに少量ずつ流し加える。
- 最後に、ほぐした鶏ささみ肉と豆苗を加えてさっと煮る。