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SNSで目を引く写真や動画を撮る!~工夫編~
(3時間目)

January 23. 2025(Thu.)

「スマ-トフォンのカメラを使ってはいるけれど、いまいちパッとしない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。3時間目はSNSで多くのフォロワーを持ち「気ままにカフェめぐり」でも活躍中のかにぃさんから、SNSで注目を集めるためのワンランク上の写真&動画撮影法を学びます。

ー1時間目の記事はこちら
スマホのカメラで素敵な写真が撮れる!~キホンとコツ編1~(1時間目)
ー2時間目の記事はこちら
スマホのカメラで素敵な写真が撮れる!~キホンとコツ編2~(2時間目)

インフルエンサー
かにぃ
1997年生、愛知県出身、岐阜県在住。愛知・岐阜の飲食店を中心に、年間で300件以上巡る。同エリアのカフェやグルメ、観光地の魅力を発信するSNS投稿が大人気で、Instagramのフォロワーは約7万人(2024年12月現在)。編集プロダクション勤務を経て、2024年にフリーランスに転身。現在はSNSの運用やコンサルティングを行うなど活躍の幅を広げている。

3時間目

人気インフルエンサー直伝!撮影の工夫

その店の特徴が最も表れる席を選ぶ

カフェで撮影した写真をSNSに投稿することが多い私ですが、最初に重要となるのが「席選び」。例えば壁がモノトーンやパターン柄に統一されている店であれば、その壁を料理写真の背景にすることを考えます。
景色がよい店であれば、窓の近くの席を狙うのが大前提。また、中央の席だとほかのお客さんが映り込んでしまう可能性が高いので、できるだけ端に着席するのもポイントです。

SNSでは単に料理だけを写した写真よりもその店の雰囲気が伝わる写真の方がよい反応を得られることが多く、席を選ぶ判断力も重要です。

「動きのある写真」がSNSでは注目を集める

2時間目で出てきたポートレートモードはとても効果的。普段撮影に使っているiPhoneはF値(絞り)を調整できるのですが、私の場合F値7くらいで撮影することが多いです。ただし、背景の皿や小物などがぼけすぎてしまうこともあるので、臨機応変に調整してみてくださいね。

また、SNSでは「動きを感じられる写真」が好まれる傾向があります。例えば食べ物をスプーンやフォークですくってみたり、カップに手を添えてみたり。時間が許す限りさまざまな工夫を施した写真を数多く撮影することが、上達への近道かもしれません。

慣れてきたら動画撮影にもチャレンジ!

現在のSNSは「ショート動画」が主流となっていて、たくさんの動画がネット上を賑わしています。静止画の撮影に慣れてきたら、動画撮影にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

動画撮影をする上でまず問題となってくるのが「手ブレ」かもしれません。これを防ぐコツは「手を動かさず、足だけを動かすこと」。脇をしっかりと締めスマートフォンをできるだけ固定します。ちょっと不自然な動きですが、その状態でゆっくり足だけを動かしましょう。暖簾をくぐって店内に入ったり、観葉植物の木かげからゆっくり横に逸れて店内全体を見せたりなど、静止画では不可能な表現ができます。

料理を動画で撮影するテクニックとして実践してほしいのは、「プッシュイン」と「プルアウト」を使い分けることです。料理にインパクトのある店であれば、風景や店内を写してから徐々に料理に焦点を当てていきます(プッシュイン)。風景や店内の雰囲気が魅力的な店であれば、最初に料理を写しつつ徐々に風景や店内に焦点を移していきます(プルアウト)。

SNSの世界ではプロがつくった作った動画よりも、手作り感がある動画のほうが好まれる傾向があります。最初はうまく撮影ができなくても、まったく気にすることはありません!動画撮影の腕も徐々に磨いて、楽しいSNSライフをお過ごしください。

交流StyleのInstagramでも、私が撮影したカフェの動画を共同投稿しています。
さまざまな工夫を詰めこんでいますので、下記のリンクからご覧ください!

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