おとなの相談室

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お雑煮の基本レシピをご紹介!
(2時間目)

December 12. 2024(Thu.)

1時間目では、中部地域に伝わるお雑煮と全国各地のお雑煮との違いやいわれを学びました。2時間目では、交流Style「月刊ワタナベマキ」に連載中の料理家・ワタナベマキさんに、お雑煮の基本レシピを教えてもらいます。ワタナベ家で毎年お正月に食べているお雑煮について、お正月の演出はどうしているか?など、ご紹介します。

ー1時間目の記事はこちら
お正月の定番「お雑煮」とは、そもそもどんな料理?起源は?(1時間目)

料理家
ワタナベマキさん
NHK「きょうの料理」や日本テレビ系列「キユーピー3分クッキング」などの長寿料理番組や女性誌などで大人気の料理家。交流Styleでは「月刊ワタナベマキ」を担当している。夫・息子・猫2匹と暮らす日々。近著に「ワタナベマキのサッと蒸し、ほっこり蒸し」(NHK出版)、そのほか著作多数。
https://maki-watanabe.com
https://www.instagram.com/maki_watanabe/

2時間目

関東風のお雑煮の
基本レシピに挑戦!

料理家・ワタナベマキさん家の基本のお雑煮は?

我が家のお雑煮は、しょうゆベースの出汁で、鶏肉、にんじん 、大根などを入れて煮て、こんがりと焼き色がついたお餅を入れるレシピが基本です。

特徴的なのは、せりを使うこと。香りの強い野菜が好きなので、いつもせりを入れています。三つ葉を使っても美味しいですね。

また鶏肉からも良い出汁が出るので、かつお昆布出汁とともに、旨味たっぷりのお雑煮となります。鶏肉を入れて、お餅を焼くタイプは、関東地方の代表的なレシピです。

料理家・ワタナベマキさん家のお雑煮レシピ

ワタナベ家のお雑煮レシピを紹介します。せりを使うことが多い我が家ですが、ここでは一般的な関東風のレシピとして、三つ葉を使っています。お餅は、表面に焼き色がつく程度までしっかりと焼くことがポイントです。お餅の焼けた部分が出汁と混ざり合って、お雑煮独特の美味しい旨味となります。

また、おめでたいお正月感をお雑煮でも演出するようにしています。お手持ちの調理道具に抜き型があったら、大根やにんじんは抜き型で抜いて、飾り付けをしてみましょう。ちょっとしたことで、テーブルの上が一気に華やいでお正月らしくなります。おめでたいデザインの抜き型は、何種類かあるといろいろな場面で応用できますよ。

《ワタナベ家のお雑煮》
材料(2人分)

鶏もも肉 200g
大根 100g
にんじん 80g
三つ葉 50g
柚子の皮 少々
角餅 2個
かつお昆布出汁 400ml
酒 大さじ1
しょうゆ 小さじ2
塩 小さじ1/2

つくり方
1.鶏肉は約3cm角に切り、塩少々(分量外)をふる。大根は7〜8mmの厚さの短冊切りにし、にんじんは7〜8mm厚さの輪切りにするか、型があれば抜く。
2.出汁に酒を加えて中火にかけ、煮立ったら1を入れてひと煮立ちさせ、アクを取りのぞく。
3.しょうゆ、塩を加えて蓋をし、弱めの中火で6分煮て、食べやすい長さに切った三つ葉を加えてさっと煮て火を止める。
4.餅は魚焼きグリルかトースターで焼く。
5.3を器に盛り、餅をのせ、柚子の皮をちらす。

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