
知っているようで知らなかった悩みに、専門家がお答えします
自分に合った照明、どう選ぶ?
(2時間目)
April 17. 2025(Thu.)
1時間目では、照明の基本的な種類を紹介しました。
2時間目は、実際に照明を選ぶときのポイントについて、平林さんに解説いただきます。
今回は、比較的、取り替えたり新しく取り入れたりしやすい3種類の照明に絞ってご紹介します。
ー1時間目の記事はこちら
暮らしをもっと心地よく照明の基本を知ろう(1時間目)

- ライティングコーディネーター・株式会社エクセレ 代表取締役
- 平林大典
- 一般社団法人日本ライティングコーディネート協会認定「ライティングコーディネーター」。電気設備設計・工事から販売まで幅広く照明に関する事業を手がける株式会社エクセレの代表。専門的で幅広い知識に基づき、ライフスタイルに合わせた理想的な照明空間づくりを手がけている。 名古屋市名東区に輸入照明を中心としたこだわりのショールーム「Elighting」も展開している。
- https://www.e-lighting.jp/
- https://www.instagram.com/e.lighting5/
「ペンダントライト」の選び方


「ペンダントライト」は、天井からコードなどで吊り下げるタイプの照明です。そのデザインは多種多様で、取り付けるお部屋のアクセントになります。
ダイニングでは、テーブルの上に設置することで食卓の雰囲気を変えられ、カウンタータイプのキッチン、洗面台の鏡の前、バルコニーなども設置するのにピッタリの場所です。
選ぶポイントは、見た目・機能性・サイズが自分の求めるものに合っているかどうか。
長く付き合うものなので、まずはご自身のお部屋の雰囲気や、これからつくっていきたい部屋のイメージを描き、それに合うデザインを選びましょう。
ご自身の「好き!」を大切にしてくださいね。
また機能面について、ダイニングで使うものであれば、しっかりテーブル全体に光が届くかを確認しましょう。ほかの場所に設置する場合も、欲しい範囲に光が届くかは確認してほしいポイントです。
さらに、大きさもしっかりチェックすることをお忘れなく!「取り付けてみたら意外に大きくて圧迫感が出てしまった」というのもよくある失敗です。
サイズを測り、実際お部屋に設置したイメージをしっかり描いてみてくださいね。
「フロアスタンド」の選び方


床に置いてインテリアのアクセントになる「フロアスタンド」は、コンセントがあればどこにでも設置できます。
電球部分が覆われ、やわらかい光を放つ「シェード型」や可動性が高く狭い範囲をピンポイントで照らせる「スポットライト型」などデザインの特徴や、大きさ、高さもさまざま。主にリビングで使うのがよいでしょう。
フロアスタンドもペンダントライト同様に、まず「見た目」の好みを大切にして、使うシーンを想定しながら選ぶといいと思います。
例えば、「シェード型」はインテリアのアクセントとして使う場合や、やわらかい光を出せるのでリラックスしたい空間に。「スポットライト型」は絵画や植物など、引き立てたいインテリアを照らすのにも適しています。
「テーブルランプ」の選び方


「テーブルランプ」は、テーブルやキャビネットの上に置いて使う小型の照明です。インテリアのアクセントにもなり、空間の雰囲気を変えるのも一役買ってくれます。リビングや書斎、ベッドルームに加え、玄関にもよく置かれます。
思い入れのあるデザインを選べば、修理しながら長く生活をともにしたい大切な存在になってくれるでしょう。
もし寝室など、リラックス空間に置くのであれば、「シェード」が付いたものを選んでください。光がやわらかく広がってくれます。
ほかの照明にも共通しますが、もしどうしても単体で明るさが十分ではないと感じる場合は、複数の照明を組み合わせて活用すると良いでしょう。